彩色絵はがき・古地図から眺める大阪今昔散歩 (中経の文庫)

著者 :
  • 中経出版
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806138273

感想・レビュー・書評

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  •  大阪に住んでいる者として、橋は地名として残っているけれども、川を失うとはどういうことだったのか、考え直したくなる本である。今と昔の光景を、写真で、ほぼ同じ角度で撮ったもので比較できるので、面白い本。御堂筋のあの広さが、昔は何もなかったり、今見えているものが、刻々と移り行くさまがわかる。大阪の古本屋にはたくさん、こういった古い写真が売られていたりするので、こういうのを見ているとコレクションをしたくなる。あと、川瀬巴水の大阪高津の絵にこの本をきかっけに知れたのは感謝。今の大阪市役所の場所は豊国神社だったのもこの本で知った。梅田だけでなく、天王寺動物園ももともとは墓場だったのもこの本でわかる。それからP129の船場における職業分布図も、これを片手に一日散歩できる。

  • たまたま本屋で目に付いたので購入。最近読んだ大谷吉継の本を読んだこともあり、豊臣秀吉の頃の大阪城について記載されているのが目にとまり他の本と一緒についでのはずが、大阪に住んでいながら何となくしか知っていなかった大阪城や大阪の歴史についても楽しめますし、今も総堀の後が窪んで残っていることや、真田丸があんな所にあったなんて新鮮な驚きで、今でも真田山公園として残っているとは。彩色絵はがきも写真だけとは違った味わいがあり、色鉛筆画の好きな私としては大変気に入った一冊となりました。この本との出会いも本屋に出向かなければ無かったと思うと、少なくなっていく本屋さんに頑張ってほしいと思う次第です。

  • 初代通天閣は、上はエッフェル塔、下は凱旋門を足したデザインだった?!衝撃の扉の言葉からはじまります・・。まさに新世界。

  • 大阪の歴史を現在の街並みと重ね合わせるかたちで理解することができる。いや逆かな?大阪の街を歴史の流れのなかで感じることができる。これまで何気なく見ていた風景をもっと味わい深いものとして見ることができるかもしれない。やっぱり歴史って面白い。
    大阪の町を東を上にして眺めると、江戸時代の大阪の町のヒエラルキーを理解することができるとは。なるほど!

  • 面白かったです。大阪城の櫓の事なんかあまり興味なかったけど、この本ですごく興味がわきました。実際にドーンセンターから京橋口に抜けるルートは静かで景色も良く、この本を持って寒い日に一人ブラブラ散歩してみたくなりました。
    で、そのまま真田山まで行って真田幸村の真田丸に思いを馳せるとか、大阪でも結構歴史散歩出来ます。

  • こんな本が欲しかったので、大変重宝してます。
    文庫本で価格もお手頃・内容もフルカラーで、まるごとたっぷり一冊大阪の街の移り変りの推移が満喫できます。
    大阪府民はとりあえずキープして欲しい!

  • フルカラー文庫
    楽しませてもらいました。

    昔の絵葉書と同じ場所で
    ほぼ同じアングルで撮影している
    のがとても興味津々で読み進めました。

    古地図への解説もあって、
    ゆっくり古地図をながめたいなぁという
    気分になりました

  • かつてはええ街やった。今は?

    ・古い絵葉書と、古い地図で、かつての大阪がどんなやったか見せてくれる。
    ・地元のニンゲンやないとおもろないかもしれへん。ま、この手のはだいたいそうやけど。
    ・これと地図持って、ちいさい自転車で、大阪の街をさまよってみたくなった。

    (2012年09月12日読了)

  • ・スッキリ!! 
    2010年10月19日(火)08:00~ 日本テレビ系列にて紹介あり


    大阪今昔散歩
    「横浜今昔散歩」「大阪今昔散歩」(中経出版)から、大正時代の中華街の様子や明治時代の伊勢崎町一丁目の様子などが紹介された。
    (紹介されたスポット)
    ・中華街・善隣門
    ・伊勢崎町一丁目
    ・元町通り
    ・通天閣
    ・戎橋
    ・心斎橋


    本書は、『東京今昔散歩』『横浜今昔散歩』に続く、シリーズ第三弾となる『大阪今昔散歩』。大阪初心者であってもわかり易く、実際散歩に持って歩いて、現地で開いてみたくなるような文庫サイズのビジュアル歴史解説本。古地図と現代地図をシンプルにして同縮尺で左右に並べ、古写真と現代写真をわかり易く比較し、携帯性を極め、トリビア満載である。

    初代通天閣は、上はエッフェル塔、下は凱旋門を足したデザインだったなど、あまり知られていない逸話も数多く掲載し、大阪在住者も大阪への観光客もかならず読みたくなるような内容です。

  • 大阪の姿を明治・大正・昭和初期の絵はがきや古写真を通して眺める新しいタイプの本。文庫本なのにカラー写真たっぷりで、新しい大阪の魅力が発見出来そうです。

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著者プロフィール

1966年生まれ。歴史・サイエンスライター、エディトリアル・デザイナー、マルチメディア・クリエイター、3DCG作家。日本3Dプリンター株式会社顧問。個人で請け負っていた家庭教師(高校・大学受験、英数理を指導)の経験や、設計の仕事に携わってきたことによる理工系の知識を活かし、『骨単』はじめ、『肉単』『脳単』『臓単』『ツボ単』など累計60万部を超える「解剖学英単語集シリーズ」(丸善雄松堂)を出版。また、手彩色絵葉書・古地図蒐集家として、NHK「ブラタモリ」にも出演している。

「2023年 『謎解き力養成大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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