人類を変えた科学の大発見 (中経の文庫)

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  • 中経出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806139294

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  • 読書録「人類を変えた科学の大発見」4

    著者 小谷太郎
    出版 中経の文庫

    p223より引用
    “ 発明者にノーベル賞までもたらしたロボ
    トミーは、時代が変わって全く逆の評価を得
    ることになりました。私たちがいま疑問を抱
    くこともなく利用している科学技術や知識だっ
    て、次の世代には恐怖と非難の対象となるか
    もしれません。”

    目次より抜粋引用
    “物理分野の人類を変えた重要な発見
     生物分野の人類を変えた重要な発見
     化学・元素分野の人類を変えた重要な発見
     天文・宇宙物理分野の人類を変えた重要な
    発見
     医学分野の人類を変えた重要な発見”

     理学博士でNASAへの勤務経験もある著者に
    よる、人間の生き方や在り方に多大な影響を
    与えた発見を紹介する一冊。
     ガリレオによる科学の夜明けから今なお研
    究が続けられる先端科学まで、恩恵を受けて
    いない人は無いであろう先人たちの足跡が記
    されています。

     上記の引用は、本書のまとめとなる一節。
    今日正しいことが、明日正しいとは限らない、
    などといわれると不安になってしまいます。
    しかし、そんな目に見えない先が解らないよ
    うな研究の積み重ねが、今日を築いているの
    でしょう。見えない道を手探りで歩み続けて
    くれた、先人たちに感謝です。
     理系の進学を考える若い人たちが、どの道
    に進もうかと思っているときなどに、大まか
    に調べるのに良さそうな一冊です。私にはちょ
    うどいい感じでしたが、ある程度専門知識を
    持っている人には、少し物足りないのではな
    いかと思われます。

    ーーーーー

  • 題名の通り、人類史における重要な科学の発見についてまとめた本。

    「物理」「生物」「化学・元素」「天文・宇宙物理」「医学」の5つに章立てて、絵を交えながらわかりやすく解説されています。

    現在の科学は、先人たちが長年積み重ねてきた大発見の上に成り立っていることを再認識できました。 科学に興味を持っている中高生に読んでほしい一冊でした。

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著者プロフィール

1967年、東京都生まれ。
東京大学理学部物理学科卒業。博士(理学)。
専門は宇宙物理学と観測装置開発。
理化学研究所、NASAゴダード宇宙飛行センター、東京工業大学、早稲田大学などの研究員を経て国際基督教大学ほかで教鞭を執るかたわら、科学のおもしろさを一般に広く伝える著作活動を展開している。
著書:『宇宙はどこまでわかっているのか』 『言ってはいけない宇宙論 物理学7大タブー』(幻冬舎新書)、『身のまわりの科学の法則』 (中経の文庫)、『科学者はなぜウソをつくのか ―捏造と撤回の科学史』(dZERO)、『知れば知るほど面白い宇宙の謎』(三笠書房)、『物理学、まだこんなに謎がある』『科学者たちはなにを考えてきたか』『科学の世界のスケール感をつかむ』(ベレ出版)など多数。

「2020年 『宇宙の謎に迫れ!探査機・観測機器61』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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