人生がスッキリする モノ・時間・人間関係の整理術

  • 中経出版
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本棚登録 : 90
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806140009

作品紹介・あらすじ

モノも情報も多すぎる時代だから余計なものは手放す人がうまくいく。身のまわりを整理して、身軽になる方法32。

感想・レビュー・書評

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  •  著者は、「時間デザイナー」なる肩書きで活躍している人(いろんな仕事があるもんだなあ)。時間の効率的な使い方を、企業などでレクチャーする仕事ということなのだろう。
     本書はそれらのレクチャーをふまえてわかりやすくまとめたもの。イラストも多く、文章量も少ないので、すぐに読み終わる。

     この手の整理術・時間管理術の本を山ほど読んできた私だが、これはその中でもかなり上出来の部類だと思った。とくに画期的な整理術というわけではないが、わかりやすいたとえ話などを駆使して、「よし、整理に取り組んでみよう」と読者のモチベーションを上げる効果が高いのである。
     講演などを積み重ねるうち、参加者の反応がよい言い回しなどを磨き上げてきた成果が、本書に活かされているのだろう。

     本書の大きな特長は“モノや時間のみならず人間関係にも整理が必要だ”という主張にあるが、そのことについて著者はこう言う。

    《人間関係は財産です。貯金や投資で資産を管理するように、人間関係もメンテナンスが必要です。何を残し、何を手放すか決めて、残すと決めた関係を大切にしましょう。》

     多くの“人脈本”で「人脈をいかに広げるか」にベクトルが向けられるのとは対照的に、著者は人間関係を整理することに重きを置いているのだ。いわば、人脈版「捨てる技術」。
     たとえば著者は、「異業種交流パーティーで残るのは、大量の名刺だけ」で無意味だから、その手のパーティーには原則参加しなくてもいい、という。また、「人間関係には『剪定』が必要」として、その「剪定」に適したタイミングをいくつか挙げている。

     なくてもいいような項目もないではないが、「これは私も取り入れてみよう」と思えるノウハウも多かったので、十分合格点が上げられる本である(エラソー)。

     取り入れてみようと思ったノウハウの一例。
     「スキマ時間を活用せよ」とはこの手の本によく書かれていることだが、著者はそこから一歩進んで、“スキマ時間は広げて活用せよ”と説く。
     たとえば、待ち合わせに早めに到着することは多くの人が励行しているだろうが、それが15分や20分早いだけなら、たんなるスキマ時間になってしまう。だからいっそ、待ち合わせには1時間早く到着すると決め、その分の1時間でカフェなどに入って一仕事を済ませるようにしたらいい、と著者は言う。

     これはいい。私は最近、取材などの待ち合わせには30分早く着くようにしているのだが(利用する中央線がよく事故で止まるので、その分余裕をもつため)、これからは1時間早くついて一仕事こなすようにしよう。

  • 久々にこの手の本を読んだけども、身が引き締まる思いがしました!人間関係の整理なんかは、なんだか知らず知らずのうちにこういう考えで友人や周りの人とたしかに付き合ってたなぁ。と、改めて自分が思う周りの人間関係に整理がつく思いでした!

    時間配分、モノの整理も、少しだけ新しい視点を知り今後試してみたいな!と、思うものもあるし、

    過去の人間関係に関してもいろんな意味で整理つけつつ付き合い続けるやり方を頭で理解できた気がしました!

    中々そんな本はないので。笑笑

    割とザクザクサバサバ整理してるこの著者は嫌いじゃないかも。

  • 整理の基本は使わないものを捨てること。そのための方策をいろいろと紹介を

  • ものとマジメに付き合うと、ものが愛おしくなり、大事に扱うようになる。

  • それはそうだけれども、書かれている内容を持続するのは難しい。シンプルな価値基準を一つだけ掲げているほうがわかりやすい。片づけられない症候群は思考回路から変えないと変わらないので。

  • 5/25

  • たくさんのものを持つ必要はない。
    少ないものを、いかに応用するかに知恵を使う。

  • モノと時間と人間関係を整理しようというもの。幸せになれないモノ・体によくないモノ・成長を妨げるモノは手放そう。金曜日こそ早く寝て翌日に備えよう。ビジネスとプライベートを分けよう。

  • SNS時代を生きる私たちに有用。

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著者プロフィール

時間デザイナー。1999年に「時間簿」を考案して新聞・雑誌、テレビで取り上げられ全国的に話題となる。時間簿は多くの女性や最近ではビジネスパーソンに支持され、論文や大手企業の人材開発、学校教材、マーケティングに採用される。これまでに3000人以上にのぼる調査をおこない、時間意識や生活時間を分析する。教育委員会、男女共同参画センターなどの行政機関、大手企業で、時間のつかい方、片づけについて数多く講演する。最近は、ギターとライヤーの弦楽器を弾き、自然たちの音を愛し時間のない次元にシフトして「今、ここ」にある。主な著書に『かしこい奥さま心得帖』『愛され奥さま心得帖』『「忙しい」という人ほど、実はヒマである理由』(WAVE出版)、『「ワタシ時間」をつくる時間簿のすすめ』(講談社刊)、『聡明な女性の時間の節約生活』(三笠書房刊)、『人生の成功は「水曜日」に決まる』(成美堂刊)、『テーブルをきれいにするだけで幸運がやってくる!』(マキノ出版刊)、『残業ゼロになるビジネス時間簿』(祥伝社刊)他多数。

「2015年 『モノを持たなければお金は貯まる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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