医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣

著者 :
  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806144809

作品紹介・あらすじ

著者が7年間の苦しみの末に見出した、自分のうつを消し去る方法「メンタルセラピー」の考え方を、日常でできる「習慣」のレベルにしました。

感想・レビュー・書評

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  • 鬱のある程度良くなった段階で読む本
    表題の薬を使わずに鬱を消し去るというのはちょっと言い過ぎだと思うが、まあ適度に調整がいると思う。考え方を変えてもう少し自分に優しく、生きていくことって現代人には必要だと思う。

  • 「成功の9ステップ」に刺激を受けているのが印書に残った

    2回目
    つらい記憶をクリーニングする4つの言葉
    「ありがとう」
    「ごめんなさい」
    「許してください」
    「愛しています」

  • 図書館の、整理中コーナーで見つけた

    うつって一回なると本当に大変なんだなと思った

  • 一般的な内容が多いと思ったが、要所で参考になる考え方がある学びになる本。

    人間関係において大切なのはやり方ではなくもっと内面的なあり方である。「自分の小さな箱を出る~」にも通じる考え方であったが本書のようなメンタルヘルスでも活かせる考え方であると感じた。

    他人が主語の悩みは、自分では解決できません。
    「自分が主語ではない悩み」は手放しましょう
    上記の言葉はアドラーの課題の分離の考え方である。
    他人の問題は自分では解決しようがない。自分の問題なのか相手の問題かを整理することで、自分で対応すべき問題や不安を減らすことができるだろう。

    やりたいことが見つからない、思い付かない。「親」などの立場があればなおさら目的や目標を失う。
    仕事や立場に囚われているとどんどん「自分」が消されていく。自分個人としてしたいことを探し、行うことで、自分も周りも大切にしていきたい。


    「他人に認められないと心が満たされない」では、その他人(相手)とは誰なのか?という問いに、自分の感じ方を考えさせられた。

    誰なのかといわれると、親であったり、先生、上司であったりとしたが、親に認められたいとう感覚は今は薄く、先生や上司も関わっているときの一過性のものであることに気づいた。

    小さな社会である上司の一過性の評価を自分の価値と思うことは自分のほんの一部であり、自分そのものではない。自分の価値を決めることができるのは良くも悪くも常に一緒にいる自分だけであることを認識することができた。
    それならば、他人の目を気にするよりも自分が気持ちいい行動をしていきたいと思った。

  • うつに陥っている人に「頑張らなくていいよ」「体や心の発するサインに従って行動してみませんか」と問いかける本。
    現代の日本では職場でも家庭でもひたすら努力することが求められている。そんな競争社会で刷り込まれた考え方を変えることによってうつは改善できるといい、そのためにまず習慣を変えようと提案している。

    覚えておきたい点:
    ・医者は健康のプロではなく病気のプロ。
    ・他人や過去の出来事は変えられない。自分の受け止め方、解釈の仕方を変える。
    ・過去の辛い記憶をクリーニングする、ホ・オポノポノ。「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」

  • だいたい自分が考えていたとおりの内容です。でもこういうかたに発言していただくと、説得力があります。お勧めの本のなかに、私も読んだ『ザシークレット』『母がしんどい』もありました。

    宮島賢也さんは子どものころから塾に通い、開成から防衛医科大学に進みますが、研修医のときにうつ病になります。自分自身がそういう状態でありながら、精神科医になります。闘病7年間。『成功の9ステップ』との出会いをきっかけに、生活習慣の改善やストレス解消などにより、自身がうつ病を克服します。

    彼自身、教育熱心な母のもと、いい成績をとるようにがんばってきたのですが、むしろ自分に自信がもてず、うつになりやすい性格に育っていきます。

    自分をみとめること。自分を好きになること。彼の場合「僕は僕を愛し、自分を信じている」「僕は僕自身の最大のファンである」と唱えたそうです(アファメーション)

    >「自分が主語でない悩み」は手放しましょう。「夫が~してくれない」「子どもが~ばかりする」「○○さんは~なところがあって困る」といったことで悩まない。

    >「イライラしている」という体からの声がきこえたら、まずあなたをイライラさせているモノや人は「変えられない」ということを思い出してみてください。そのうえで、「人とくらべず、自分を認める」「人やモノに過度に期待、嫉妬をしない」を実践するのです。
    こうした体との対話で、心を整えていくのです。

  • 参考。

    やはり人は変えられない。でも自分もそうそう変えられないよ。
    自分を大切にするならば余計に。。。

    自分で自分の一番のファンになる。

  • 対症療法としてよりも、
    生き方のオススメとして、
    会社にも学校にも置いておきたいね。

  • 良書

  • 医療従事者である母に進められて読んでみた本。
    うつは日本人の五人に一人はかかる病気らしい。誰でもかかる可能性があるらしい。
    ちなみに私は、ネット業界でいう「真面目屑」タイプで、いつでも自分中心。自分本位で動く人間なのだが、このようなタイプもなるのというのだろうか。

    あと、著者のうつの原因を作った母親との関係はどうなっているのだろうか。
    やはり、絶縁状態にあるのだろうか。

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著者プロフィール

精神科医・産業医。1973年、神奈川県生まれ。防衛医科大学校卒業。研修中、意欲がわかず精神科を受診、うつ病の診断を受ける。自身が7年間抗うつ剤を服用した経験から、「薬でうつは治らない」と気づき、食生活と考え方、生き方を変え、うつ病を克服する。その経験を踏まえ、患者が自ら悩みに気づき、それを解決する手伝いをする方向へと転換。うつの予防と改善へ導き、人間関係を楽にする「メンタルセラピー」を考案する。心の深い世界を知ったことから、さらに探求を開始し、現在は産業医などをしながら、心の不調の予防や教育により一層関われる方法を模索中。

「2023年 『メンタルは食事が9割』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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