100円のコーラを1000円で売る方法 3

著者 :
  • 中経出版
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806147640

感想・レビュー・書評

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  • 頼りになる上司が競合する企業の社長になるという、まさかのムネアツ展開。一応ビジネス本のつもりで読んでいた本シリーズでしたが、主人公がこの逆境をどのように跳ね返すかがとても気になり、純粋にお話を楽しんでしまいました。

    しかし、今回はその逆境ぶりが半端ない状況に思えて仕方ありませんでした。有料があたりまえだった市場を席巻した基本無料の、まさにイノベーティブなサービス。しかも機能も決して劣るものではないライバル社の製品。どうあがいても勝ち目がなさそうな状況…

    様々な戦略を駆使し、(運よく?)ライバル企業にない付加価値を手に入れますが、結局は逆転まではいかず、何とか互角の勝負を演じられるまで持ち直したという印象。

    裏を返せば、理論に裏打ちされた革新的な商品・サービスをもって市場を掌握することは、恐ろしいほどの“強み”になるということでしょうか。本作でもいろんな概念や戦略がいくつも盛り込まれていましたが、その凄さが一番印象に残りました。

  • シリーズ第3作目で 、イノベーション理論を解説している本。内容は非常に分かりやすく、現状維持は破滅であり、生き残るためには 新しいポートフォリオでビジネスをする必要がある。初心者の人間には分かりやすく 、興味を深めるためには最適。

  • いよいよシリーズ3作目、イノベーションを主軸にソーシャルメディアマーケティング、ターゲティング広告、フリーミアム、M&A、海外進出そしてビッグデータなどを織り交ぜ、宮前久美を始めとした登場人物も今までにも増して躍動的です。

    イノベーションに関して、ソニーがミニディスクを使ったウオークマンに拘っている間にアップルがiPodを作ってしまった話はつと有名ですが、本書で書かれている、その後のアップルがiPhoneやiPadで自社が生み出したイノベーションを更に否定したことや音質の悪いソニーのトランジスタラジオがなぜ売れたのかなど、興味深い事例も多く勉強になります。

    完結編とありますが、宮前久美のこれからの活躍がとても気になります。ぜひ続編を^^/

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著者プロフィール

マーケティング戦略コンサルタント。慶應義塾大学工学部卒業。日本IBMに入社しマーケティングマネージャーや人材育成責任者を担当。2013年に日本IBMを退社しウォンツアンドバリュー株式会社を設立。執筆の傍ら、企業への戦略策定支援や「永井経営塾」を主宰。2002年多摩大学大学院MBA修了。主な著書に、『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』のほかシリーズ60万部突破!『100円のコーラを1000円で売る方法』(KADOKAWA)など多数。

「2021年 『世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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