対訳 フランス語で読もう「星の王子さま」

  • 第三書房
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本棚登録 : 85
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784808606206

作品紹介・あらすじ

サンテックスの永遠の名作を原文で味わいたいすべての人々に贈る、『新訳・星の王子さま』の読み比べで高い評価を得た小島俊明訳の待望の対訳書。初級文法をひととおり習い終えた方々、かつて習ったフランス語をもう一度勉強し直そうと思っている方々、中級レベルの読解力を身につけたい方々、そしてサンテックスのフランス語の美しさを味わいたい方々すべての要望に応える、詳しく丁寧な注解つき。

感想・レビュー・書評

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  •  フランス語はわかりません。が、いろいろ翻訳が出てて、どれがいいかわからなくて、面倒になって、対訳本に頼りました。

     フランス語わからなくても大丈夫です、全然読めます。「黄色い蛇」の描写に特長があることなどがわかりました。

  • 日本語訳と日本語での解説がついているため、理解しやすいですし、辞書なしで読んでいけます。

  • むむっ、この文法。。。と思う時に注釈が付いていて理解の助けになる。
    日本語読んじゃうと、フランス語がわかった気になる欠点はあるものの、辞書や文法書を参照しながら読む時に味わう挫折がないのは素晴らしい。

  • 星の王子様

    フランス語の授業の教科書として後半だけフランス語で読んだ。

    La langage est source de malentendus
    Ce qui fait leur beaute est invisible

    など、良い言葉はフランス語で読むとまた別の味わいがあった。

    星の王子様が言うことは、足ることを知ることの大切さに集約できるのではないかと思う。大衆社会において、人々は充足することが少なくなってきた。ほんの少しでも良いことがあったときにそれに満足を感じられるかということ。小さなことに喜びを見出せるかということ。現代社会で大切なことだろう。
    本当に大切なことは目に見えないということは、ものごとはそれ自体が楽しいのではなく、その周りのものがそのものの楽しさを演出しているということなのだろう。友達ができると、友達を待つ時間が友達と会った時の楽しさを演出している。最近、ここまでの文明を持ってして皮のないみかんや、骨のない魚が出回らないのはなぜだろうと思ったことがあったが、魚のおいしさは骨を取り除くことによって食べる前に待つという行為が存在して、それが魚のおいしさの一つになっているのかもしれない。ミカンもしかり、ミカンの皮をむくのは面倒だけれども、自分で向くからおいしいに違いない。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA84015365

  • 超有名な本なので一回読んでみたいと思ってた。同じく会社の先輩にお借りした。もちろんフランス語対訳は全く活用していない。

    一部はなんとなく読み取れたが、『アルケミスト』よりか、とっつきにくいというか、汲み取りきれない感じがした。絵本のようで、やわらかなたとえ話が多い分、むずかしい。
    何かあるごとに読み返したら、そのたびに新しい発見をしたり、違った読み取り方をしたりするんだろうか。

    好きだった箇所を抜粋。

    「でも、あの花だけは、きみたちみんなよりも大切なんだ。だって、ぼくが覆いをかけてあげたのは、あの花なんだから。だって、ぼくがついたてで風から護ってあげたのは、あの花なんだから。(蝶々になる、二、三匹をのこして)ぼくが毛虫を除いてあげたのは、あの花なんだから。ぼくが不平や空威張りや沈黙にさえも耳を傾けてあげたのは、あの花なんだから。あれはぼくの薔薇の花なんだから」


    「きみの薔薇の花がそんなにも大切なものになってしまったのは、きみがその薔薇の花のために時間を費やしてしまったからなんだよ」

    「きみはこの真理を忘れちゃいけないよ。きみは、きみが飼いならしたものに対して、永久に責任があるんだ。きみは、きみの薔薇の花に責任があるんだよ」

  • だいぶまえに読み終わってたのにな。
    だいすきなお話を原書で読んでみた。案外読めた。

  • 寝る前に一節ずつ読もうとしてるが進まない〜!

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著者プロフィール

作家、飛行士。1900年6月29日フランスのリヨンに生まれる。
第二次大戦中、1944年7月31日任務のためコルシカ島のボルゴ基地からP-38型ライトニング偵察機で単身飛び立ち、そのまま消息を絶つ。
著書:『南方郵便機』(1929)、『夜間飛行』(1931)、『人間の大地』(1939)、『戦う操縦士』(1942)、『ある人質への手紙』(1943)、『星の王子さま』(1943)、『城砦』(1948)、『若き日の手紙』(1953)、『手帖』(1953)、『母への手紙』(1955)、『人生に意味を』(1956)

「2006年 『朗読CD フランス語で聴こう「星の王子さま」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの作品

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