ジムジャームッシュインタビューズ: 映画監督ジム・ジャームッシュの歴史

著者 :
制作 : ルドヴィグ ヘルツベリ 
  • 東邦出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784809405341

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  • 『パーマネント・バケーション』から2000年くらい、だいたい『ゴースト・ドッグ』までのインタヴュー集。自分のことを話すのが苦手なジャームッシュ、自分の作品を振り返らないジャームッシュ。話すのは、好きな映画、詩人、絵画、音楽、ベースボール…それらのことになると饒舌になる。一度、溜めてから、一気に話し始めるという独特の会話のリズムがあるそうだ。それにしてもこれだけの期間、そして功績も伴ってきた監督が、これほど頑固で、自分のやり方を貫き通してきたことは偉大なことだと思う。メインストリームのものよりマージナルなことが興味の対象なんだ、と語る彼。プロットからではなく、さかさまに、キャラクターやシークエンスのディティールから書き始める方法は、やっぱり彼らしいし、彼の映画の魅力がそこに凝縮されているだろう。

  • 2006年5月新刊。最近本棚漫画ばっかりな気がする男子はジャームッシュの映画とこれでも読んでとりあえず格好良い煙草の呑み方でも習得したらいい。はは。

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著者プロフィール

青山学院大学文学部准教授。映画批評・研究、表象文化論。一九七六年郡山市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。著書に『サスペンス映画史』(みすず書房、2012年)、『映画とは何か──フランス映画思想史』(筑摩選書、2014年)。共著に『ひきずる映画──ポスト・カタストロフ時代の想像力』(フィルムアート社、2011年)、『オーバー・ザ・シネマ 映画「超」討議』(石岡良治との共編著、フィルムアート社、2018年)。訳書に『ジム・ジャームッシュ・インタビューズ──映画監督ジム・ジャームッシュの歴史』(東邦出版、2006年)。

「2018年 『『ハッピーアワー』論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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