あした地球がおわる

著者 :
  • 汐文社
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本棚登録 : 31
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811378053

感想・レビュー・書評

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  • 2012年3月18日

  • 読み進むほどにぞくぞくしてくる近未来を舞台にした異色作。

    生物が死に絶えた地球。
    残された6年生のコウと貴也、幼いルミ、中学生の夏姫が自力で生き抜いていこうとする物語。

    4人だけがなぜ生き残ったか、コウと貴也の関係は、ほかに生きている人間はいないのかなどが、人類を滅亡させた「カケラ」「あれ」の正体とともに徐々に明かされていく。

    「おれたちは人間なんだからさ、歌だって、本だって、なくしちゃいけないんだと思う。もう、なくしすぎたんだから、一冊くらい持っていこうぜ」p.159

    対象はずばり、6年男子。ピンポイントで読ませたい。

  • 児童向けのSFです。天災と核戦争で荒廃した地球に、たった四人生き残った少年少女が、小さな希望を手に入れるまでを描いています。那須正幹『The end of the world』に、世界観が似ているように感じました。どちらも、大人がいなくなった世界に残された子どもたちの絶望を描いた作品ですが、『あした…』は微かながらも希望を見せてくれました。

  • 2007/3/4

  • 衝撃的な題名に惹かれて手に取った本。
    絶望の中に生きる少年少女、そこで掴んだ真実に胸を打たれました。
    もう一度、読んでみたい。

  • その時人間は・・・

  • 面白いです。児童書っていうよりはヤングアダルトかな。あさの先生とか絵都さん好きなかたにはオススメかもしれません。

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著者プロフィール

【後藤みわこ・作】  愛知県在住。『ママがこわれた』で第17回福島正実記念SF童話賞大賞受賞。主な著書に『ぼくのプリンときみのチョコ』「ボーイズ・イン・ブラック」シリーズ、『100回目のお引っ越し』(講談社)、『秘密の菜園』(ポプラ社)、「カプリの恋占い」シリーズ(岩崎書店)など。

「2015年 『猫と話す友だち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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