鷹匠は女子高生!

著者 : 佐和みずえ

• 汐文社 (2011年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[なおこさんの感想 · 2012年10月16日]

日本にただひとりの女子高生の鷹匠、石橋美里さん。
鷹匠とはどのようなものか興味があって読んでみました。
人間が手入れを放棄して食物が育たなくなった山から下りてきた鳥たちを、本来野鳥であるが人間に飼い慣らされた鷹が追い払う。
そこに渦巻く疑問にも言及している本。
「飼った以上は、命に責任を持つ」ことを胸に、食物の連鎖に感謝しながら、鷹のエサであるヒヨコを自分の手で鷹に与えている彼女。
最初は「かっこいい」「楽しそう」というシンプルな気持ちで踏み入れたであろう鷹匠の世界。大変なものを背負っている女子高生だなと思う。
今は獣医師目指して勉強中だそう。

[mitsutamaさんの感想 · 2014年9月23日]

井の頭公園そばの『鷹匠茶屋』にて、書棚からお借りして読んだ。

動物好きの少女が、鷹匠となる。猛禽類を飼うということは、犬や猫を飼うのとは違う。それは餌ひとつとってもだ。彼女はその一つ一つと向き合っていく。

女子高生鷹匠をおいながら、人とその生活と、環境、命について考えるきっかけを与えてくれる。
文体は平易で小学生にも読みやすいと思うが、低学年には難しい漢字もあるので、大人が一緒に読んで、一緒に考えてみるのはどうだろうか。

[とかげのしっぽさんの感想 · 2014年2月25日]

子供向け。猛禽類のこと以外にも、自然や動物、人間との関係なども書かれている。

[げこがこさんの感想 · 2013年3月16日]

石橋美里さんが高校生なのにすごすぎて・・・
こんな素敵な人が日本にいてくれることが嬉しかったです。
対象が小学生なのかなあ・・文章が幼い気がしました。

[knslさんの感想 · 2013年2月11日]

★★☆☆☆
石橋美里さんは女子高生ながら、猛禽類を何羽も育て、害鳥を鷹に追い払わせたり、すばらしい鷹匠の一人です。
石橋さんが小学生の頃から、どのように鷹に興味を持ち、試行錯誤で技術を覚え工夫していったか、鷹たちと心を通わせていったかを＾＾
内容はよかったんですが、文体が少し幼すぎたかなあ。
著者の方は今回、児童書執筆が初めてとのこと。
この本を手にとる小学生にはも少しオトナな文体でもよいように思いました。
(まっきー)

[ブックナビクラブさんの感想 · 2012年1月7日]

今日は30名の参加でした。

著者プロフィール

愛媛県生まれ。一卵性双生児。大学卒業後、劇画作者として執筆活動に入る。劇画の原作を書くかたわら多くの少女小説や児童書を手がける。著書に『花炎』などがある。現在、大分県と愛媛県に在住。

「2006年 『別府華ホテル 観光王と娘の夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」