世界現代詩文庫 23

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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812006443

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  • 「鳥」が好き。詩に関する芸術論が好きな方は、最後の解説も面白く感じるはず。



  • ひとつの仮面から別の仮面へと
    人は常に最後からひとつ手前の自我を求める
    ぼくはぼく自身のなかに沈み自分の体に触れることはない



    対立的なイメージがぼくの眼を曇らせ、別の、より深いものが、
    イメージそのものを否定する。
    熱いたどたどしい話し方、
    より濃密な隠れた水が氾濫させる流れ、
    その湿った闇のなかでは、生も死も、
    静止も運動も、同じものだ。

  • ◆1997年1月20日初版 訳:真辺博章 83の詩篇。◆言葉・海・夜・眼・韻・時間・小鳥・音楽・光……生命のうねり。意識と鏡。◆今回特に心に響いた詩は「言葉」「実物教授」「廃墟のなかの頌歌」「夜明け」「火蜥蜴」「幻影」「ジョン・ケージを解読する」「ぼくに見えるものと言うことの間に」「芭蕉庵」「戒め」「内部の樹木」…パスは東洋思想や俳句にも深い興味を持っていたよう。パスの詩はかっこいい。繰り返し読みたい。□

  • 1937年から87年まで発表された詩集の代表作。時間、歴史、言語などをテーマに内省と探究を行う。

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