- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812426074
作品紹介・あらすじ
心理カウンセラー、星野文弥のところへ相談に訪れた浜田一衛は、今をときめくIT企業の社長で、テレビや雑誌でも注目をあびる超有名人だった。世間に知られたくない悩みを抱えていた浜田は、ただ一人の理解者となった星野のもとへ、人目を避け、毎夜通いつめる。しかし星野にも、誰にも知られたくない性癖があった。星野は極度の「手フェチ」で、付き合う相手の手しか愛せない。浜田はこれまで出会った誰よりも美しい手を持っていたのだ。星野を信頼し、親密に接してくる浜田の態度を、まるで恋人に優しくされているみたいに錯覚しそうな星野は…。
感想・レビュー・書評
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★3.0。「攻コノヤロォ!」と何度思いながら読んだか(笑)カウンセラーと患者の延長線のような感じで恋人契約を結んだとは言え、明らかに受を好きなのに自覚がなくて受を傷付けるデリカシーの無さ!カリスマ社長のくせに恋愛には疎いってタチが悪いなあ…。その切なさが面白かったんですけどね。上手く行って良かったです。
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ラヴァーズ文庫積読崩し。目がトラウマの患者・浜田を治療する手フェチのカウンセラー・星野ですが、手フェチの要因には重度のコンプレックスが隠されてます。患者とカウンセラーでありながら、お互いの存在が特効薬となり疑似恋愛のような関係に。シリアスな雰囲気だけど、どこかトンデモな匂いがチラホラでどう捉えていいものか迷いつつ読了wwwでも、星野が浜田の手だけでなく彼自身を愛し始めてしまい、アンバランスな関係に苦しむ描写には切なさありでした。
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病んでいる二人の関係がもどかしくてよかったっす。