- Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812444672
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読みたい本 図書館にあり 石山貸し出し中7(3/8)
内容(「BOOK」データベースより)
1814年初頭のロンドンは例年にないほどの寒さにつつまれていた。テムズ川は凍り、街中に雪が深く積もっている。そんなものめずらしさに惹かれ、いつもは郊外で冬を過ごす貴族たちも続々とロンドンに集っていた。ドルリー・レーン劇場は満席、テムズ川ではスケート・パーティ、さらにバレンタイン舞踏会までもが開かれる。そこでは冬の寒さも忘れさせるようないさかいと恋がはじまろうとしていた―。例えば、自分を振った元求婚者の兄とワルツを踊るはめになるような―。リタ賞ノミネート作!ジュリア・クインほか4人の人気作家たちが描く、レディ・ホイッスルダウンが見た冬のロンドンに咲いた4つの恋物語
The further observations of Lady Whistledown by Suzanne Enoch -
ブリジャートンシリーズで活躍したゴシップライターのレディ・ホイッスルダウン。彼女の毒舌記事とともに 4人の作家からなる短編4作。
同じ時期に発生した4組のカップルのロマンス。
3作目のライアンの「十二回のキス」 ダーリントン侯爵のロマンスなんて彼の経験した過去にウルッときながらも その設定にユーモアや優しさがあって好きな作品だな。最後の告白文章のようなラブレターは泣きそうになった。
4作目のクインの「三十六通のバレンタインカード」 ヒロインの立場があまりに過酷で可哀想だったけど レンミスター伯爵との再会は思わぬ展開で面白かった。彼の弟は美男子で誰からも好かれるかもしれないけれどスゲーむかつく男で最低だったね。