ツモっ子どうぶつの森 (近代麻雀コミックス)

著者 :
  • 竹書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812471067

感想・レビュー・書評

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  • #「4匹集まると、不安になります。」という帯文は言い得て妙。四季折々の森の動物たちが囲む雀卓、というメルヘン構図がすぐに「マツタケとサルノコシカケとキノコ雲ときのこの山の麻雀」とか「ソレ生き物ですらない」面子に取って代わって、キホン出オチとダジャレが成分の大半。

    #『がんばれ酢めし疑獄!!』のシュールさと、作者自身すごく嬉しそうなダジャレが仲良く共存した、施川ユウキでしかありえない多幸感。ほとんど彼岸だ。老人と青年兵士が国境で将棋する、小川未明の「野ばら」のような世界。エピローグは、間違って泣いてもいいんだゼ?

    (2009/07/02)

  • 麻雀を知らなくても笑えるマンガ。面白い回とイマイチな回の幅が激しいけど、ほとんどが面白い。寒くないダジャレとパロディをここまで考え付くのは凄い。

  • 森の雀卓に集まる四匹<br /><br />近代麻雀で連載された麻雀4コマ。<br />森の中の雀卓に個性豊かな4匹が集まって、麻雀を打ちながら、上手いこと(ダジャレ)を言い合う。<br />ほとんど、誰が一番上手いことを言うか、みたいな勝負になっていて、お互いの発言をけなし合う感じはなんかシュール。ちなみに麻雀の勝負は完全にそっちのけである。<br />序盤こそ4匹は動物縛りを守っていたが、次第になんでも「アリアリ」になり、宇宙人だとかゴミ袋だとか、わけわからないものが登場し始める。<br />帯には「4匹集まると、不安になります。」と書いてあるが、言い得て妙。<br /><br />数年前の時事ネタが結構多くて戸惑う部分もあるが、概ね普通に読める。<br />たまにあるアタリ回は、本当に出来がよく、ニヤニヤ笑いが止まらなくなる。<br /><br />結構オススメ。

  • き、近代麻雀!?と、おそるおそる購入しましたが、いつもの施川先生でした。麻雀である必要性ない!!
    森の仲間4匹(?)が集って麻雀しながらダベるというのがスタイルなのですが、ほぼいつものダジャレや言葉ギャグの応酬です。
    毎回4ページできれいにまとまってるのがスゴい。

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著者プロフィール

代表作『バーナード嬢曰く。』『鬱ごはん』『銀河の死なない子供たちへ』『オンノジ』『ヨルとネル』など多数。2014年に第18回手塚治虫文化賞・短編賞を受賞。2016年10月には『バーナード嬢曰く。』がアニメ化される。

「2019年 『ハナコ@ラバトリー 新装版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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