- Amazon.co.jp ・マンガ (169ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812472828
感想・レビュー・書評
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特別意識をしている訳ではないのですが、普段自分ではあまり買って読む事のない出版社レーベルさんの本でした。作家さん的にも多分初読み作家さんだと思います。感想を一言でいえば、流石このレーベルといった感じの濃さでした、色々な意味で。絵柄あっさりした感じでしたので大丈夫かなと思って手にとりましたが、大分久しぶりにSM等々濃い目の作品を読んだなぁといった感想を持ちました。地雷や嫌いで読めない訳ではないのですが、何故か普段自分から読もうと手を出していませんでした。表題作カップルと表題作品に出てくるサブキャラが主役のお話、その他読み切りも2本入っていてこの読み切り2本の雰囲気が凄く違う2作品でしたがどちらもとても印象的で表題作よりもこちらの2作品の印象が強く残っています。この作品が少し衝撃的だったのでこの作家さんのその他の作品も読みたいなぁと思うので少し探して読んでみたいなと思います。
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7年付き合った彼にフラれて落ち込んでいたところを喫茶店の店主に慰めてもらう。お互い過去の失恋のトラウマでなかなか体だけの関係から素直になれない。この二人の両方の視点からの話が収録。どちら側の話も読後幸せな気持ちに。
この喫茶店のイトコの話が「正直スイッチ」。憎めないキャラで、短い話だったからもっと読んでみたいな。
赤い糸の話は、オチは早めに予想ついたけどけっこう途中が痛い描写が多くて…
最後の短編は思わず泣いてしまった。
短編集として、話の順番を含めてとても良かった。 -
忘れもしない去年のクリスマスイブ、手ひどい失恋の直後でボロボロだった俺は、あのひとに拾われた。そしてお互いの冷え切った肌をあたためあいながら、あのひとはこう言ったんだ・・・。「遊ぼうよ、おれと・・・おれも重いの苦手だからさ」
愛することに傷つき怯える男たちの葛藤と再生を、やさしく慈しむように・・・して情感豊かかつノスタルジックに描き出し、通称”東京タワー・トリロジー”としてファンの間で至高の名作と呼び声高い表題シリーズ他、センシティブ・アルチザンの面目躍如、ハートにしみる感動満載で贈る、深井結己待望の最新ドラマチック作品集!! -
すごく痛いと思った(病気でなく)記憶があります。
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湯元 頼人(サラリーマン)×赤羽 暢明(喫茶店オーナー、アパートの大家)
恋人に手酷く振られた湯元はやけ酒をし、喫茶店《皐月》の前で酔いつぶれる。
拾ってくれたのは喫茶店オーナーの赤羽。
天使のように清らかな風情の赤羽は一通り愚痴を聞くと
「遊ぼうよ、俺と。重たいの嫌いだから気楽にして」と湯元を誘う。
以来、その言葉に縛られたまま割り切った関係を続けてきたが、
いつしかそれでは納得出来なくなってきて…。帯より
今回は収録作品の「あいのともしび」 ノーエロ話が良かった(〃∇〃v)
息子が男と交際してると聞き上京して来た父!!
でも息子に門前払いされ仕方なく近くの居酒屋へ
そこで思いつめた顔をしているお客さんと会う
何か悩み事で抱えてるのかと声をかけ一緒に飲むこ事に…
彼が悩んでるのは別れを考えてる恋人の事、
そうとは知らずその恋人の父親と話し込むゲイの青年
深井結己ってだけで買う、作者買いの一人です
絵柄も今回のシリアス作品にぴったり(〃艸〃)ムフッ -
○そろそろ気づけよ
○ぎこちないけど愛だろう
○めぐりくる白い朝
○正直スイッチ
○Intermission 1
○Intermission 2
○赤い糸、絡まれ
○あいのともしび -
この方、レディースコミック出身なんですね?こういう別畑から出てきた人って、なんか心理描写も上手いし、絵も上手いですね。
木原音瀬センセの絵師さんやってるので、気になってました。。。
どのオハナシも性悪な悪人は出てこなくて、読後優しい気持ちになれるのがいいですね。赤羽が、「おれの頭の中覗くことができたらウザ過ぎてお前絶対ビビるよ」ってつぶやくとこなんか、もう胸キュンでした♡
あ、それからミネチャン!!いい性格してるわ~頭回るけど、健気さがてんこもり入ってて、かわいい。お気に入りです。
2番目のハナシはSM臭あり。エロたっぷりです。
「あいのともしび」は、打って変わって人情モノ?上手いから、こういう話が描けるんですね。 -
男前会社員と天使っぽい喫茶店の人の、始終低いテンションで、本気って言うタイミングを計るお話。議員と秘書(私服オネエ)のお話。ヤクザのSM クラブのお話は、上手いフラグがパーンとたってます。見合いをすすめられた息子のお話。全体的に、原作ついてるか小説かみたいな説明が多いなと感じた。