世界は光に満ちている (バンブーコミックス 麗人セレクション)

著者 :
  • 竹書房
3.77
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本棚登録 : 221
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812475188

感想・レビュー・書評

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  • 涙無くしては読めない短編ばかり…時代は戦争中だったり戦前のものだったり幅広い。そういえば主人公に限らず病気を患っていたり死んでしまったりがやたら多い。哀しい物語が多いのに愛に溢れていて読後、あたたかい気持ちになった。そして、あとがきが妙に明るく触手推し(笑)

  • どれも読後感がよかったなぁ。ハッキリ「どこが」とはいえないんですけど。
    でもいい話ばかりでした。

  • 6編の作品が収録されています。

    世界は光に満ちている(カップルがともに死んじゃう・・・)
    象牙色の銀河
    上弦の月が沈んだら(死んだ父親の愛人とできちゃう話)
    契る花(ホラーっぽい感じ)
    五月雨る抱擁
    色にはちょっとうるさい男(『世界は~』と同じカップルのお話)

    この本に収録されている作品は、
    どれも哀しい感じが強いのですが、
    心に残るお話です。
    どれが一番好きかはなかなか決められませんが、
    私は、『上弦の月が~』と『契る花』がお気に入りました。

  • 深井さんの本は全部持ってます。ブクログにアップ漏れしてるものもあるみたいだけど・・・(笑)

  • オッサンはいいなぁ、気弱なやさしいおさーん。たまらん。

  • ○世界は光に満ちている 
    ○象牙色の銀河 
    ○上限の月が沈んだら 
    ○契る花 
    ○五月雨る抱擁 
    ○色にはちょっとうるさい男 
    ○あとがき

  • 全編レトロな1冊。唯一現代な墓参りが一番好きかな。触手扱いされてる花のラストが、軽く鳥肌気分でせつなかった。

  • 時代ものがほとんどで、ほぼ大正~昭和の話。時代が時代なだけに切ないものもあり、バランスの良い短編集。そしてほぼ年下攻め、メガネ率高。個人的に「契る花」のややファンタジックな世界観が好き。BLには珍しく触手もありました美味しかったです。

  • 表題作はもっと長く書いてほしいくらい良かった
    深井さんはキャラをうまく死なせる天才

  • 5つの短編が収録されています。その殆どがちょっと昔の日本が舞台になってる話で、そこはかとなく郷愁が漂っています。
    表題作は、戦時中の田舎でひっそりと療養する青年と、そこへ突如現れた若い米兵との話。いたわりあい、心を通わせていくうちに二人の間に生まれた美しい愛情が感動的です。BL読んでて、こんなにも人として生まれてきた意味や幸せを考えさせられるとは、思いもよらなかった。
    「上限の月が沈んだら」が、個人的にはツボをつかれた話で一番気に入りました。
    短編なのに話の中で歳月が大幅に動くところもいいし、年下攻めなのもいいし(年下攻めのパーセンテージの高い短編集ですが)、アダルトな登場人物であるのも好みだけど、そこへ幼少時代という形で子供が登場するのもよかった。深井センセの描かれる少年はピュアでかわいいですねー。
    どのストーリーも、ガラス細工みたいに繊細で傷つきやすい恋心を、すごく優しい目線で緻密に描ききっていて、素晴らしいです。
    カバー下は胸キュンでした。

    ただ、なにぶん短編集なので「もっと読みたい病」の症状が出ること必須ですね…

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