ナチの亡霊(上) (竹書房文庫 ろ 1-3 シグマフォースシリーズ 2)
- 竹書房 (2012年7月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812490167
感想・レビュー・書評
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ダーウィンの聖書、ヒマラヤ山中のゴーストライト、南アフリカでのウクファ
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シグマフォースシリーズを初めて読んだ。
序盤は、どうナチと関わっていくのかを推測しながら読んでいたが、
予想していた人物が意外な正体であったり、まったく予測できない展開に転んでゆく。
場所が異なる複数の出来事が同時に進んでいくのだが、
そのおかげで本の中の出来事を立体的に見ることができた。そして、本の中に入り込みやすかった。
もちろん小説なのでフィクションである部分もあるが、歴史的事実・理論(例えば量子学や進化論)が要所に出てくる。
量子学の説明も分かりやすく、初心者の私でも何と無くではあるが理解することができた。
二人の人間が生物の起源について討論する場面があるのだが、生物に興味がある私としてはわくわくして読むことができた。
歴史的事実、理論に関する記述も非常に面白い。
下を読むのが楽しみだ。 -
Yonda. . .
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どんどん疑問がたまっていく感じ。
次の展開が気になって一気に読んでしまった。 -
前作の「マギの聖骨」よりはストーリー展開がスムーズになり読みやすくはなったが、あいかわらず強引な点が多い。最後の場面では「想い」がキーになるが、一応武装した化学者を標榜している小説でそれをいっちゃおしまいだろうと思う。
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私好み。
話の展開のし方がミレニアムっぽくて好き。 -
シグマフォースシリーズ第二弾です。
ロリンズ氏の文は非常にテンポも良くスピード感ある文を書くのであっと言う間に読み終わりました。
前作は宗教と西洋の歴史を知っていないとあまりピンと来ない内容でしたが、今回はナチスドイツと量子力学の知識がないと何を書いてあるのか分からない難しさがありました、日本人には馴染みのない物だけに興味のない方は読むのが辛いかもしれません。
しかし、昔なら神の力やオカルトで片付けられていた事が現代では科学の力で説明できると言うのはとても興味深いので一度は読んでみると世界が広がるかもしれません。
次回作も近いうちに読もうと思います‼ -
マギの聖骨に続く、シグマフォースシリーズ。1作同様、ナチスの歴史的事実(研究)に基づき、事件がデンマーク、ネパール、南アフリカで同時進行する。3つの事象が下巻でどう結び付くか 何となく想像しているが、覆すような展開になると楽しみ。
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デンマークとネパールと南アフリカ共和国と、三か所に現れる怪物?怪人? ナチの残党が目指す世界征服。一部の優性な人間がすべてを導くなんて‥…出来るのか??
どんな人にも支配されたくはない!あんたはどれだけ偉いんだ?と思いながら読んでます