ラベルのない缶詰をめぐる冒険 (竹書房文庫 し 2-1)

  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812490426

感想・レビュー・書評

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  • 児童書のレーベルではないけれど、少し不思議な感じがあるのと少年少女の成長物語だから「児童書」なんだろな。ちょっとブラックな部分もあるけど、子供ってそういうのもゾクゾクして読んでしまうと思うので、小学校高学年〜って感じのお話でした。

  • 児童書のレーベルではないけれど、少し不思議な感じがあるのと少年少女の成長物語だから「児童書」なんだろな。ちょっとブラックな部分もあるけど、子供ってそういうのもゾクゾクして読んでしまうと思うので、小学校高学年~って感じのお話でした。

  • 登録番号10561 分類番号933.7 シ
    読み語りボランティアさんおすすめ。朝読み語り使用。

  • 地味に怖い;‹

  • 缶詰めを開けるのが怖くなった。。

    奇異な発想と予測できそうな「まさか。。」が、当たり前の様に混ざっている。
    表紙とはイメージがかなり違う印象を受けた。子供の時にこれを読んでいたら、と思うとちょっと面白い。

  • 物語は、少年ファーガルが缶詰を集めるところから始まります。
    彼はラベルの剥がれてしまった缶詰ばかりを集めています。
    あるとき、彼はラベルのない缶詰で特別なものを発見します。
    開けてもいないのに、特別だとわかるのはそれが軽くてカラカラと音が鳴るからです。
    開けてみると金のピアスでした。
    彼はどうしてそんな物が出てきたのかを考えます。
    けれど、答えは見つかりません。
    それから、彼はいくつかの特別な缶詰を発見し、その謎へと近づいていきます。

    という内容の話なのですが、缶詰の中身が、
    この本に出てくるものだったらショックだなと思います。
    ピアスはまだしも、その後に見つかる物はさらに驚きます。
    缶詰を開けるのが怖くなっちゃうかも。

    物語は現実的な描写なんだけど、どこかファンタジーめいています。
    ありそうでなさそう。
    ファーガルの相棒で同じく缶詰を集めているシャーロットとの冒険部分は
    ハラハラしてしまいます。
    詳しく書くとネタバレになるので書きませんが、まさしく冒険。
    そういうストーリー展開だからこそ、
    そのショッキングな部分も生々しくなくなるというか、緩和されてる感じがします。
    けれど、その冒険の舞台になっているような現実は
    実際にまだこの世界のどこかに残っているんだろうなと思うと心が痛みます。
    著者のアレックス・シアラー氏は
    どちらかというと子ども向けで書いている人だったと思うので、
    さりげなくそういうことを書いているのがいいなと思います。

  • 現実味はない、妙にグロい、面白いかと言われると…ジュブナイルとしてはよくできてると思う。

  • 「ラベルのない缶詰」を集める少年の冒険。

    なんという甘美なる設定。

    アレックス・シアラーは、『チョコレート・アンダーグラウンド』で、日本でも人気の作家。

    少年の心を鷲掴みにする設定を考えつき、しっかりと面白い作品に仕上げてくれる。

    片山若子氏の表紙イラストも、好み。

    この作品は大好きです。

    ジュブナイルとして、こんなにも心躍る作品には、そうそうお目にかかれない。(YA(ヤングアダルト)というらしいが)

    少年は、不思議と出会って。

    秘密を共有する少女に出会い。

    「冒険」という言葉では大人しすぎるような事件に飛び込んでいき。

    おぞましいまでの恐怖と戦い。

    そして――

    もちろん、設定も面白いし、全体の構成も練り上げられているが、なによりも、そこに活き活きとした少年たちがいることが、この作品をよりいっそう魅力的にしている。

    少年と少女は、自分の世界の中で、自分たちができうる限界の冒険を経験した。

    ふと手に取った缶詰から。

    あんな冒険が待っているなんて。

    シアラー作品、他にもいっぱい読みたくなりました。

    『透明人間のくつ下』なんて、タイトルだけで吹き出してしまいそう。

    どれもこれも面白そうなんだけど、まずはこの作品、読書好きの姪っ子(小6)に送るリストに加えました。

  • 読んだのはずっと前
    仲良しの司書さんに薦められたんだけど、わくわくして読んだな〜

    中盤からは、表紙とタイトルに似合わずドキドキ冷や汗をかいて展開を見守るようになる。

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著者プロフィール

英国スコットランド北部のウィックに生まれ、現在はサマセット州に住んでいる。テレビやラジオ、映画、舞台のシナリオライターとして活躍したあと、数多くのヤングアダルト小説を執筆、ガーディアン賞にノミネートされた『スノードーム』(求龍堂)などを生みだした。映画やテレビシリーズになった作品もあり、日本では『チョコレート・アンダーグラウンド』(求龍堂)を原作としたコミックやアニメ映画が制作された。他に、『青空のむこう』、『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』『This is the Life』(いずれも求龍堂)、『スキ・スキ・スキ!』(あかね書房)、『世界でたったひとりの子』『あの雲を追いかけて』『骨董通りの幽霊省』(いずれも竹書房)などがある。

「2017年 『ガラスの封筒と海と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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