- Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812497357
作品紹介・あらすじ
カサンドラに拉致されたサフィアは、霊廟で発見された手がかりをもとにウバールの場所を突き止める。一方、カサンドラの襲撃を逃れたペインターたちも、ウバールを目指していた。砂漠でかつて繁栄を極めながら、神の怒りに触れて砂に埋もれたとされるウバールには、本当に反物質が存在するのか?不思議な力を持つ部族の力を借りながら、ペインターたちはギルドの攻撃に立ち向かう。だが、ペインターが相手にしなければならないのは、かつてのパートナーのカサンドラが率いるギルドの部隊だけではなかった。ウバールには超大型の砂嵐が迫っていたのである。砂嵐の影響で不安定になった反物質は、その膨大なエネルギーを放出し始めた。果たしてペインターはギルドの野望と反物質の暴走を阻止することができるのか?
感想・レビュー・書評
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ガラスの街……遺跡の印象からか、生き物のいない死者の街のイメージがありますね。
栄えていたはずの文明が、フツリと消息を絶つ。
きっと今も発見されていない歴史があるんだろうなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
思っていた以上にファンタジーと言うか、
何でもアリな世界観だった。
歴史の謎を解くよりアクション多めの冒険小説と言った感じ。
面白かったけれど、個人的にペインターとサフィアの件が残念だった。 -
本来ならこの作品からとっかかるべきだったのだが、感で購入したので確か第5作目くらいからが読んでしまったシグマフォースシリーズの第1作品目です!
「ウバールの悪魔」
この作品に限っては司令塔であるペインター・クロウが大活躍をする。ジェイソン・ボーンとラングドンを2で割るどころかまさにそのままのモンスター級の主人公!大体、その後の登場人物のすべてが最前線にいれそうな科学者レベルの頭脳を持つ!
唯一の難点は物語を読みながらググらないと進めない科学レベルのかなり進んだ話なのが問題なような気がする。確かクロウは原住民の混血だったような気がするのだが、僕の中ではジェレミー・レナーでセイチャンはやっぱりコン・リーだなぁ~なんて考えながら読んでいる。少々時間はかかるがなかなか面白い翻訳者さんですね! -
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そう言う訳でしたか、、、読もうと思いつつ全く手付かずの「シグマフォースシリーズ」。
取り敢えず、これから読もうかな、、、そう言う訳でしたか、、、読もうと思いつつ全く手付かずの「シグマフォースシリーズ」。
取り敢えず、これから読もうかな、、、2014/04/14
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ラストのイメージが掴みにくかったな。
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クライマックス盛り上がった
反物質
水 バッキーボール
マグマ 地球起源の水
オマーン
起動強制力、ミランコビッチ強制 自転のぶれ
サラーラのナビ・イムラーンの霊廟
ユーブ(ヨブ)の霊廟
シスル ウバールの廃墟
シャラク族 ウバールの王の跡継ぎ
シャバブ・オマーン
鉄のラクダ
ヨアキム(Joachim)は、古い伝承によれば聖母マリアの父、妻はアンナ。ユダ族の出身で、ダビデ王の家系に属する。聖人崇敬を行う全ての教派で聖人とされる。ヨアキムはヘブライ語男性名エホヤキム(「ヤハウェは起き上がらせてくださる」という意味)がギリシア語化したもの。正教会・カトリック教会・聖公会で聖人。 -
古代ロマンを軸に事実と虚構を織り交ぜたエンターテインメント「シグマ・フォースシリーズ」〝第0弾〟で2004年発表作。次作から主役を張るグレイ・ピアースはまだ登場せず、この後シグマ司令官となるペインター・クロウが現役隊員として活躍する。ただ、ロリンズの描くヒーロー像は、作品によって大した違いはない。共通するのは、最先端科学に精通し、戦闘能力にも長けたタフな男が、数多の試練を乗り越えて、強大な闇組織の企みを打ち砕くというスタイルだ。甘美なロマンスを絡めている点も同じで、娯楽小説の要素をふんだんに盛り込んだパワフルな冒険スリラーとなっている。
本作の主な舞台は中東オマーン。広大な砂漠の下に眠る伝説の古代都市「ウバール」では、核を遙かに超える無限のエネルギー源「反物質」が使われていたという。或る嵐の夜、大英博物館が保管していたウバールの遺物が謎の衝撃波を発して爆発した。英国の考古学者らはオマーンへと飛び、秘密の根源に迫ろうとする。事件を知った米国国防総省は、秘密特殊部隊「シグマ」隊員のクロウら精鋭を派遣し、学者グループに同行させて事態の真相を探らせる。時を同じくして世界覇権を狙う秘密結社「ギルド」の工作員らも動き始めていた。かくして、未知の物質を巡る壮絶な攻防が大砂漠で展開する。
ロリンズの作風は、才能と実力を兼ね備えたダン・ブラウンの系譜に連なり、本作の核となる反物質も「天使と悪魔」(2000)で扱った題材だが、大風呂敷においては遙かに上回っている。現代科学によって古代遺跡の謎を解き明かしつつ、絶え間なく繰り広げる秘密結社との死闘。いかにもアメリカ的な勧善懲悪を根底に置き、男女の恋愛や家族愛などを謳い上げつつ、中弛みなく冒頭から結末まで突っ走る。物語では、超人的な特殊能力が謎を解く鍵となるのだが、ここら辺はあくまでも〝娯楽〟的要素のひとつとして割り切る必要がある。映画「インディー・ジョーンズ」の小説版を手掛けている通り、見せ場たっぷりの冒険活劇は視覚的で臨場感に溢れ、加速するスピードは息つく暇も無い。相変わらず長大な小説を破綻することなく仕上げるロリンズの力量には圧倒されるが、読み手に体力がないと消化不良を起こしかねない。私は、読了後しばらくは〝さっぱり系〟の小説でひと休みすることにしている。 -
いやぁー!
これ読むと最近のだらだら感が・・・。
ちょっと、
ファンタジーすぎるかもしれないけど、
物語ってこのくらいが調度いいのかも!
おもしろい!
しかし、
この話しではペインターが主人公なんですが、
なんで、
本編でグライを起用したんでしょう?
そのまま、
所長にせずにペインター主人公でよかったんじゃないか?
本編でも、
初期のころはペインターが主人公みたく活躍するやつもあったでしょう?
それで、
彼女見つけちゃったしね。
なんで、
グレイだったんでしょう?
それは、
これからわかるのかしら? -
シグマフォースシリーズ0