S級執事の花嫁レッスン (SHYノベルス302)

著者 :
  • 大洋図書
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本棚登録 : 101
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813012702

作品紹介・あらすじ

中東の豊かな国サルマーンの王族に日本語を教えにやってきた東雲莉央は、その日、驚くべき事実を知る。莉央は日本語教師としてではなく、王族の花嫁として迎えられたというのだ。男の自分が花嫁に。騙されたことに憤り、日本に帰ろうとした莉央だが宮殿の執事である冬威に、名門でありながら、財政的に苦しい東雲家を救うためと説得されてしまう。宮殿に残った莉央を待っていたのは初夜のための冬威のスパルタレッスンだった。負けず嫌いの莉央とクールな執事の花嫁レッスンが始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 執事×没落名家子息
    中東の王族に気に入られた莉央は日本語を教えるためにサルマーンへ。
    しかしそこで聞かされた莉央招聘の理由は日本語教師などではなく王族の花嫁としてだった!
    そして身の回りの世話且つ莉央に花嫁としてのレッスンをするのは執事のトーイ。
    冗談じゃない!日本に帰る!そう思った莉央だったが、かつては名家と言われた家も今や没落状態で、手持ちの資産を切り売りしている始末。高額な報酬を前に覚悟を決めるしかなく…

    所作から夜伽までなんでも教えてくれるトーイはどこまでもポーカーフェイス。
    しかし彼は執事としてプロフェッショナルであり、顔色ひとつ変えずに莉央にあれやこれや仕込みます。
    覚悟を決めた莉央だったけど、土壇場でトーイへの気持ちに気付いて…

    面白かったけど、まぁありがち感は否めませんかね。気の強いボンボンが反発しながらも執事に色々仕込まれるお話ね。

  • 岩本先生に志水先生の絵となれば買わない訳にはいかない。

    執事への思いが膨らむ受けと、主人から受けを奪い去る執事。

    執事ってホントいいわぁ。
    ☆3.5

  • 男花嫁第2弾です。
    前作と比べると、執事受から執事攻になってること、コメディ色満載なことが大きな違いです。
    そして舞台がアラブで、前作以上にBLHQ!難しいことなんて考えず、ひたすら楽しむ内容ですね。イラストは志水ゆきセンセ。

    アラブの王族の花嫁にされるために、騙され日本語教師としてサルマーン王国に連れて来られてしまった莉央。
    ただし、王様とのロマンスではありません。
    ストーリーはそういう点から言えば王道ではないかもですが、「S級執事の花嫁レッスン」というタイトルからまるわかりのベタな執事ものです。
    執事の冬威は、どちらかといえば職務に忠実で沈着冷静なキャラ。いつもの傲岸不遜な俺様攻とは一味違っていて、ちょっと分かりにくいタイプでした…
    その分、冬威視点で語られている部分からその心境を推し量る、と言う構成になっていました。
    一方の理央は、色気とは無縁な?元気でポジティブで明るい性格です。とても自由で笑わせてくれました。
    「花嫁レッスン」なので、大半が冬威によるベッドテクの指南でお腹一杯になってしまったのが残念。
    エロシーンがてんこ盛りなんですが、ここまでやるならもっととことんやってほしかったかも。
    最後の展開も、それでアフマド納得するのか??とちょっと気になってしまいました…少々ムリがあるのでは?TL的お約束の範囲内なんでしょうか。

    でも、まあ莉央が転んでもタダでは起きない良い性格で、一石二鳥の花嫁修業を始めている姿がかわいくて、すごくよかったので、★増量。
    ツッコミどころは満載だけど、総じて楽しめるストーリーでした。

  • 攻め:執事・冬威
    受け:大学生(花嫁?)・莉央


    没落しかかった実家の助けになればと日本語教師のバイトのつもりでサルマーンというアラブの国に来てみたら、実は花嫁に請われていたと知った莉央。もちろん絶対嫌だと思っていたが家族の為だと説得され、結婚式までの間に花嫁としての作法や所作、もちろん閨でのことまで執事からレッスンされることに!


    王道ですなぁ(笑)
    テンプレアラブにうはうはしました(笑)
    展開が甘くて←褒めてる
    安心して読めましたw

    主君がいい人で良かったよねぇという終わり方。
    それまで花嫁候補扱いの莉央がいきなり侍従見習いとして屋敷の中をうろうろしても誰も何とも思わないのか?とか突っ込みところはいろいろあるけど、まあいいんじゃない?的な?(^_^;)

    冬威の日本人の血が入ってる設定は前の作品の絡みなのかな?(実は未読)
    実はタイトルに“花嫁”と付いたら読む気が失せるへそ曲がりです(テヘ)
    でも王道な岩本先生なので前作も新刊で買ったまま積んでるのを探して読みますわ。


    そういえば、挿し絵が良かった〜♪
    やっぱり内容に合う絵柄ってある。
    志水先生の絵は綺麗だし元々大好きなのだけれど作品に合ってた!あと、小さな下着姿で開脚してるのを下から煽った構図にはぁはぁしました!

  • ★3・4
    花嫁モノも岩本さん作品も好きなのに、いまいち萌えなくてハマらなかった…。やたらエロが多くてげんなり;花嫁になる為のレッスンなのはわかるけど、ちょっとクドすぎた。まあ基本王道的な展開なので楽しめましたが。なんかあっさりアフマド殿下が2人の仲を許したのも拍子抜け(苦笑)アフマド殿下の挿絵もなかったし、存在感ほぼなかったな~(笑)

  • まあまあ楽しかったです。
    残念ながらSっ気がある人はあまり好きではないのでその辺りの描写は好みませんでしたが。
    しかし冬威の葛藤と莉央の健気さがよかったです。

    こんな無茶をする割にアフマドなかなか器がでかい。

  • 執事×王様の花嫁
    意表を突く略奪愛です。
    こんなに葛藤する攻って珍しい気がします。

    岩本さんの作品好きなんですが、これは好みにあいませんでした。

  • ここ二年ぐらい、作品の劣化が激しいけれども、一体どうしたんだろう?
    話の動機があまりにも弱く、説得力に欠ける。
    とてもYEBISUセレブリティーズシリーズやロッセリーニシリーズ書いた人と同じ著者とは思えない。
    出版社が違うので、編集の腕の違いなのだろうか?この出版社の小説ははじめて読んだのでレーベル系統がよくわからないが、漫画はレベル高いので好きだ。

  • どうなるかと思ったらこうなった。めでたしめでたし。

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著者プロフィール

好評既刊本!大人気シリーズ「ヘンな名湯」「もっとヘンな名湯」「日本百ひな泉」「真夏の温泉」(いずれも、みらいパブリッシング)作家、ひなびた温泉研究所ショチョー。本業のコピーライターのかたわら、webマガジン「ひなびた温泉研究所」を運営。日本全国のひなびた温泉を取材し、執筆活動をしている。「NHK ごごナマ」「テレビ東京 よじごじDays」をはじめ、テレビ、ラジオ、雑誌などメディアに多数登場。著書に「ひなびた温泉パラダイス」「戦国武将が愛した名湯・秘湯」「東京休日端っこ散歩」がある。

「2023年 『つげ義春が夢見た、ひなびた温泉の甘美な世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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