- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813012740
作品紹介・あらすじ
叔父のギャラリーで働く乾大和の前に、ある日、田宮と名乗る男が現れた。対人関係が苦手で、感情が顔に出ない大和は、これまで誰かに恋をしたことがなかった。そんな大和に、田宮はある提案をする。実験のつもりで恋愛してみないか、と。怖くなるほど甘やかしながら、時折意地悪く焦らしてはまた優しくする。そんな田宮に溺れていく大和だったが、あるきっかけで田宮の秘密を知り…!?
感想・レビュー・書評
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▼あらすじ
叔父のギャラリーで働く乾 大和の前に、ある日、田宮と名乗る男が現れた。
対人関係が苦手で、感情が顔に出ない大和は、これまで誰かに恋をしたことがなかった。
そんな大和に、田宮はある提案をする。
実験のつもりで恋愛してみないか、と。
怖くなるほど甘やかしながら、時折意地悪く焦らしてはまた優しくする。
そんな田宮に溺れていく大和だったが、あるきっかけで田宮の秘密を知り……!?
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恋愛不感症の二人、という説明や表紙の雰囲気からしてドライな作品かと思いきや早い段階から結構甘々で吃驚。
特に大和(受)なんて最後までツンツンしたクールなキャラなのかと予想していたんですが、いざ蓋を開けてみれば全然そんな事はなく、とても甘い作品でした。
紳士で甘やかし上手だけど、エッチの時はちょっぴり意地悪になる矢野(攻)のキャラが個人的に凄く良かった。
でも、常に落ち着いてるだけじゃなくもう少し余裕を無くしてくれればもっと萌えたのにな…とも思ったり。
あと、大和の叔父さんが脇キャラとは思えない程良いキャラをしているので最初はこの作品自体がスピンオフなのかと思いました。
だけどあとがきにもそれらしき事は書いてないし…。
叔父さんメインの話があるなら読んでみたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
田宮の気持ちの変化がよくわからなかったです。どこかさっぱりとしていて不完全燃焼。
ただ、引き込まれる面白さはあったので、よかったです。 -
誰にも恋愛感情を持ったことがない乾が、好きにならなくてもいいから恋人ごっこをしようと持ちかけられて付き合う事に…。しかし、いつしか本気になって・・というお話。
前半は大きい出来事もなく、ちょっと退屈な印象ですが後半攻めが偽名だったりで動き出してからは読みやすくなりました。叔父さんとトラブってた人がなんだったのか気になります。 -
初読み作家さんです。
書店で見かけた時から表紙の構図が素敵で気になっていたのですが、作品はイメージそのままのどこかヒヤリと感じさせる静かな文章に引き込まれました。
画廊の受付兼事務の青年が主人公で、新規の客である会社経営者らしい男と親しくなるうちに、自分が恋愛できない体質であることをポツリとこぼしてしてしまう。自分もそうだと話す攻に恋する必要のない大人の関係をもちかけられて乗ってしまうお話し。
「好きにならなくてもいい」から、とても気楽で甘えられて、大人な男のエスコートと割り切った付き合いが心地よくて、日常が少しずつ高揚してゆく受が、男の『嘘』を知って戸惑いはじめてから物語が急展開を迎えます。
主人公の雇い主で画家で叔父の男が、電話でしか登場しないのに妙に存在感があるキャラで気にいりました。
なんだか可愛い人のようです。
スピンオフが読みたいな~。 -
人を好きになれない、という主人公が変わっていく様がリアルでとても良かった。体から先につながるとどうしても安易な感じがしちゃうけどこの話はそんな事もなく。ありがちなと言えばありがちな出来事ばかりだけど、日常ってきっとそういうもんなのだし、とてもいい空気感の話でした。
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悪い大人にまんまと捕まってしまったって感じかな~(笑)攻めに翻弄されて一喜一憂させられるって腹立つ!もっと矢野をぎゃふんとさせてほしかった~(笑)大人の余裕かなんか知らないけど全然懲りてないのがまたムカつくわwまあちゃんと大和にメロメロで甘々なのは良かったけど。叔父と矢野が会った時のやり取りめっちゃ読みたい!絶対この叔父・伊織の話ありそうだし。
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腹黒攻設定でしたけれど、受にはとっても甘くて良かったです。でもどう考えてもこれはスピンがあるんだろうな~って感じでしたね。嬉しいんだけれど、こうもあからさまとういかそのための前兆要員?とは行かないまでも絶対叔父のお話のが面白いじゃない?と思ってしまった。最初はこの胡散臭登場の仕方で、なんかあるだろうなぁと思いましたけれど、受の誰かに恋をしたことなかった!っていうのがすぐに田宮に恋をしたな~ってのがあれですねぇ。でもこういう囲って甘やかしてっていうのは大好きなんですよね。是非叔父と攻のバトルを見て見たい!