続IN THE APARTMENT (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

著者 :
  • 大洋図書
4.08
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本棚登録 : 440
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784813031475

感想・レビュー・書評

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  • 前作の答え合わせみたいな所もあってすごく良かった。スギモンもまだまだ仕事について悩んでたり、妹尾が二人の関係性について深く考えてたり。
    絵津鼓さんの絵柄と話のテンポがとても合ってて気持ちよく読めました。
    友達と恋人、どちらの関係性も始まったばかりで、これからの2人をまた見てみたい。

  • スギモンと妹尾の話ふたたび。
    妹尾がある日突然フラッと出て行ってしまうんじゃないかと、スギモン以上にドキドキしながら読んだ。複雑で繊細な妹尾をわかろうとするスギモンには、終始片想いの切なさを感じた。
    そんな妹尾が過去を過去として抱えられるようになるまでと、仕事と恋愛を通して成長するスギモンが語られる。続編を読めて良かったと実感するお話でした。

  • 受けが受け身すぎて…一巻で乗り越えてきたものはなんだったのー?

  • ★3.6
    前作から、そんなに2人の関係変わってなくてどう決着つくのかなと思ったけど、重かった過去を乗り越えてちゃんとお互いの気持ち通じあえて良かった。妹尾のフラフラした掴みどころのないとこやっぱり好きにはなれなかったなー。
    スパナチュからの流れで読んで今更気づいたけど、アサトくんはスギモンなんか!!(笑)同一人物だったとは~〜!スパナチュん時はクールなイケメンだからわからんかった。

  • 前作(IN THE〜)を超えることはないだろう、と思っていたけど、そんなことは全くなかった。

    妹尾を泣かせたアサトの言葉は、すごく印象的であのシーンに最優秀賞あげたい。
    BLで泣くとは思わなかった。
    全体的に妹尾がメインというか、やっぱり背負っている過去が強すぎて妹尾妹尾!って気持ちで読んでしまうんだけど、あのセリフ一つでアサトの存在感がぐっと押し出された。
    アサトがいてよかったね。

    スピンオフのモアザンワーズは少し気になるけど、今の所読むつもりはない。
    アサトの言うように、妹尾の過去はそれはそれとしか思わないし、私は2人のお話が好きで満足したからあえてほじくり返して見てみたいとも思えない。
    レビューで見たところでそんなもんか、というのも正直なところ。

  • 杉本と妹尾の続きが読めるとは! それにしても、なかなかじれったい展開で、読んでいるこちらも、二人と一緒にモヤモヤしたりジリジリしたりしてしまった。でも、こんな風に人は立ち止まったり振り返ったりしながら、なんとか進んでいくものよね……。妹尾が、過去の先輩たちとの関係を消化できて前にしっかり進めるようになってよかったなぁと思った。『モアザン…』は未読だけど、それでも満足。

  • 妹尾めんどくせー!前作とモアザンを読んだけど、今回が1番めんどくせー!だけど今回でやっと膿を出し切れたような。

  • 杉本×妹尾の続編。私の中で完結していた2人だったので正直続編にはビックリでした。妹尾の掴めなさにこちらも振り回される。妹尾が抱えてるものの重さはわかるけど杉本が言ったように2人のあいだには関係ない事だよね… そう言い切れる杉本がカッコ良かったです。『モアザンワーズ』は未読でこれからも読む予定はない。

  • 人間に寄り添って行くような絵津鼓先生の描き方が心に沁みいった。正しさとかじゃなくて、「ちゃんと生きる」ってことが大事なんだと感じさせられた。

  • こんなに分厚い一冊で700円て~!お安い~!!!ありがたい~!!!今回も内容ギッシリでした。でも絵がスッキリしてて綺麗だから読みやすい。相変わらず髪の描き方が好き。

    今巻はモアザン読者に投げ掛けるようなセリフがたくさんあったように思うなぁ。
    逆にモアザン読まないでインザだけを読んでる人は、前巻はともかく今巻は楽しめるのだろうか?楽しめるか。前巻でキャラは出揃ってるし説明もされてるもんな。モアザン読んだらより楽しめるって感じか。

    妹尾の「おれのこと可哀想やと思うん?」「あいつらの話するときはおれが話すんやから、おれの言い分だけはちゃんと伝わってると思う」「そうやからおれだけ被害者っぽくみえてる?」とか、これはモアザン読者にありがちだった「妹尾かわいそう!」という意見に、妹尾本人が問題提起しているようにさえ見えた。
    でも妹尾がこういう考えできるようになったのもスギモンのお陰というか。
    妹尾は“世界の中心に俺しかおらん”的な考えやなと思ってたけど、今巻に入って、この子の中にもちゃんと他者が入ってこれるスペースができたんやな~と感じた。

    あとスギモンが妹尾に「…俺はお前が 何考えてんのか全然分からん…」と言っていたり、あとモノローグで「俺が最後まで踏みこめないのは 何も手放せないまま 妹尾が踏みこませないからだ」って言ってたのも印象的。そうなんだよな、そこなんだよ妹尾。君は他者を踏みこませようとしないから一人になる。そしてまた一人になろうとしていた。
    でもね!!!それを止めてくれたのがスギモンです!!!なにこのいい男!!!!

    二人が朝方にベランダの窓を開けて、風を浴びながら話していたところはとても清々しく美しかった。

    「なんか 答え合わせしてるみたい」

    これが今巻で一番グッときたセリフ。
    スギモンの言葉。キメて言ってないのがまたかっこいい。
    彼らは意外にちぐはぐで、案外通じあっていなかった。でも人間ってそれが普通だ。全部の気持ちを言い合わない。隠すし、伝わらないし、言葉の受け取りかたもそれぞれ違う。
    だから、答え合わせをしてるみたいに二人の誤解が解けていく瞬間は嬉しいし心地いい。
    なーんだ、そうだったのか、と。好きだ。

    また感想長くなった。
    いい漫画でした。前巻よりBL感も強いよ。ノブルたちも出てくるよ。心に残るし、かわいいよ。素敵です。

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