地球憲法第九条: 対訳

著者 : チャールズ・M.オーバビー 国弘正雄

• TTJ・たちばな出版 (2005年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[fuchiyasuさんの感想 · 2013年7月1日]

去年の法学の授業で講演に来たチャールズ・オバビーの本。ハーグ世界市民会議でも、世界の国々の憲法に日本国憲法９条の考え方を取り入れるよう訴えるなど、様々な平和活動をしている。

ただ、アピールや訴え方にインパクトはあるが、読んでいて具体性に欠ける。ありきたりな抽象的な平和的論ばかりで少し物足りないように感じた。

ただ、ユニラテラリズムで、戦争大国のアメリカにも、このように日本の平和憲法を理解し、その思想を広げようとする人がいることは非常に喜ばしい事に思える。