隠れたる日本霊性史: 古神道から視た猿楽師たち

著者 : 菅田正昭

• TTJ・たちばな出版 (2007年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

謎の集団・猿楽師が果たした役割とは?古神道研究の第一人者が、歴史の裏に流れる、日本霊性の系譜を明らかにした力作。

感想・レビュー・書評

[LUNAさんの感想 · 2007年4月14日]

私の大好きな民俗学者の菅田先生の最新作。
風姿花伝を読んだ後の絶妙のタイミングで読む。

世阿弥、忍者、楠木正成と南朝、聖徳太子と秦河勝と荒神、伊賀、三輪、阿弥号、佐渡金山、「翁」と宿神（星座神や暦神）、役行者、大久保長安、甲州武田の金山衆、東大寺と春日大社。

古代の猿楽師は、単に猿楽を演じる人ではなく、様々な技術を持ったワザヲギだった。