夢の終わりで、君に会いたい。 (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
3.56
  • (12)
  • (17)
  • (20)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 537
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813701651

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分の夢と現実の境目が曖昧になっていく女子高生の話。

    自分が見た夢がリアルな正夢となって現実で再現される。
    なぜこんなことになるのか?
    体調も目に見えて悪くなっていく。どうなっているのか?

    どういう結末になっているのか先が気になって読み進めてしまいます。

  • テーマは「夢」眠るときにみる、夢です。離婚寸前の夫婦の娘、鳴海は眠ることで現実逃避をしていた。ある日、ジャングルジムから落ちて正夢を見るようになるという話でした。
    この本が伝えたいことは「精一杯生きる」ということです。すべて幸せな人はいない。人生って難しい。でも生きていかなければならない。精一杯生きようと、思える本でした。

  • 泣いた。私も精一杯生きていくね!って勇気を貰えます。

  • この物語は小学生や中学生、高校生1年生向けだと私は思います。読書初心者さんや今までとは違ったジャンルに挑戦してみたい方などにも( ´∀`)b

    テーマは「夢」です。正夢を見てしまう主人公は、とある男の子と出会い、正夢の力を借りてその男の子を救おうとします。途中途中とても考えさせられる物語です。主人公の決断、行動、全てが素敵な物語です!
    私はこの主人公に共感できる部分が多くありました。
    主人公と私の家庭環境はほぼ同じでした。家庭に対する思いも全くおなじでした。
    姉や母は父を嫌い、離婚寸前ですが主人公は父を好いていました。
    私の家はもう離婚していましたが、私は姉と母親に育てられながらも、父親が大好きでした。父親の人物像や母親の人物像までそっくりで、だからこそ物語の中での母親の感情が露わにされるシーンでは胸が痛くなりました。
    この物語には最初や中盤、不可解な点がいくつかありました。点と点が結びつきたどり着く展開は少し切ないもののように感じました。しかしそれだけでは終わりません。
    いぬじゅん先生らしい方法で、終盤は感動的な物語へと変わっていきました。
    そしてラスト!私はこの物語の終わり方が本当に大好きです!!
    これから主人公は今までとは違う1歩を踏み出すんだと考えるだけで幸せな気持ちになります。
    そしてこの物語は、ラストの後に起こる出来事が鮮明に想像出来てしまうからこそ、ラストがラストって感じしなくて幸せな気分のまま読み終えることが出来ます!
    今までとは違った本に出会いたい方には是非オススメしたいです!

  • sg

    期待値が高すぎたかなー

  • いい話

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

奈良県出身、静岡県浜松市在住。2014年『いつか、眠りにつく日』(スターツ出版)で第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し作家デビュー。2019年フジテレビFOD、地上波にて連続ドラマ化され、のちにコミカライズ。『この冬、いなくなる君へ』(ポプラ社)で第8回静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」大賞、『この恋が、かなうなら』(集英社)で第10回同賞受賞。その他、『今、きみの瞳に映るのは。』『北上症候群』(実業之日本社)、『君がオーロラを見る夜に』(KADOKAWA)、『叶わない恋を叶える方法』(ステキブックス)など人気作品多数。持ち味の〝どんでん返し×泣けるヒューマンファンタジー〟や生死をテーマにした作品には根強いファンを持つ。

「2023年 『無人駅で君を待っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

いぬじゅんの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×