- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813703112
感想・レビュー・書評
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希美に共感しながら読みすすめました。
途中もどかしさから「もー!!」ってなったけど、ラスト涙が止まらなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これぞ青春!最後の結末に涙腺崩壊…!面白かった!
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移動教室の机の中、人気の男の子からの手紙を受け取った希美。イタズラかと戸惑いつつも返事を書き、靴箱に入れたその日から、2人の密かな交換日記が始まる……。
裏表紙にあるような「予想外の展開」というのは正直なく、予想通りのハッピーエンド! なのですが、主人公が序盤言いたいことが何も言えない性格なのがもどかしく、応援したくなってしまいます。
主人公の希美は、優しいのですが優柔不断で八方美人、言いたいことが言えない性格。手紙をくれた相手の瀬戸山は、いいことも悪いことも率直に口に出してしまう素直ではっきりした性格で、それ故に言葉がきつくなり人を傷つけてしまったりもします。どちらにも良い部分も悪い部分もあるのですがお互いに性格が極端で、そんな2人が交流を重ねることにより、異なる価値観に影響を受け、成長し、惹かれあっていく姿は印象的でした。
ほんのり甘くてすれ違いがもどかしい恋愛小説、楽しかったです。
最近の高校生も交換日記ってするんでしょうか?
すれ違いの恋愛小説ならこんな本も→
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 /七月隆文
『君の想い出をください、と天使は言った』/辻堂ゆめ -
何も読むものが無くなり、家にあったこの小説。普段だったら間違いなく読まないジャンルだけど、【予想外の結末は圧巻!】の文字に興味を惹かれ、読んでみた。
まあ、結末は予想外どころか、間違いなくこうなるでしょ!といった結末であったが。
とにかく最初は主人公の女の子、黒田希美の優柔不断な性格にイライラ。そして、ドラマとかだと結局は江里乃と瀬戸山がくっ付いて、希美は脇役になるパターンだったりするのかな?そして、そうなって欲しいなぁ。
なんて思いながら読んでいくと、不思議なもので、いつのまにか希美を応援してしまっていた(笑)
さて、内容はともかく、思春期の甘酸っぱい感じを十分に味わいながら読めた。イライラするかもしれないが、たまにはこんなのもいいかもしれない。 -
THE王道の青春恋愛ストーリーって感じ。
読みやすくて良かったです -
中・高生向けの作品なので、文章が読みやすくてページを捲る手が止まらなかった。内容はラブストーリーであるが、友情の話も描いてくれているので満足度が高かった。瀬戸山くんと希美ちゃん、希美ちゃんと江里乃ちゃんの関係がただの好き同士や友達同士ではなく、影響しあう関係性なのが良かった。さらに、自分も希美ちゃんと似たような性格をしているので、そのままの性格で良いと肯定してくれるメーッセージを残してくれたことに救われた気持ちになった。
この作品では、瀬戸山くんと希美ちゃんの距離を縮めるものとして"交換日記"が使用されている。交換日記を届けて取りに行く行為がデジタルでは味わえない感覚でより甘酸っぱさを強調していた。誰かに見られないかドキドキしたり返事を待っている時間がアナログならではで良いよねー!! -
主人公の高校2年文系クラスの希美は、思っていることが言えなくて、八方美人なところがあります。ある日、移動教室の机の中に、好きだと書かれた紙が入っていました。差出人は理系クラスで、カッコ良くて女子にモテている瀬戸山くん。同学年だけど接点のない瀬戸山くんからの宛名のないラブレターに、イタズラかと思いながらも返信をします。その日から二人の交換日記が始まりますが、実はそのラブレターは、希美の親友の江里乃宛でした。それがわかってからもウソの交換日記を続ける希美。
嘘がバレたら大変なことになると、ハラハラしながら読みました。嘘から始まる恋の物語に、ドキドキします。 -
嘘とは、事実ではないこと。人間をだますために言う、事実とは異なる言葉なので、悪いイメージを与えがちだが、この本のタイトルである「交換ウソ日記」の“ウソ”は少なくとも悪い意味ではないと思う。相手のために“ウソ”をついているのが見受けられる。この本はそんな“ウソ”から始まる恋の物語――。
ラストは予想外の展開だったので、思わずほほ笑んでしまいました(笑) -
櫻いいよさんの恋愛小説。
初めて読んだのですが、著者はかなりの数の恋愛作品を執筆しているようです。小説投稿サイトからデビューされた感じなのでしょうか?(櫻いいよ で検索すると投稿サイトが多数ヒットするので)。
個人的には、普段なら全く手に取らない系統なので、ひとつひとつ新鮮に読ませていただきました。
主人公、黒田希美は移動教室でラブレターを見つけるのですが、送ってきた相手が学年でも人気の美少年、瀬戸山くん。なんとか返事を出したものの、ほどなくして、実は宛先が自分ではないことを知ってしまいます。人違いだと言い出さなくてはと焦っているうち、やりとりが続いてしまい引き返せなくなり……という展開。
全年齢対象に書かれたとは思うのですが、対象年齢は特に中~高校生あたりかなと感じました。リアルな思春期の恋愛を辿りつつも、純文学のような重厚な読み物を感じさせないライトな文体で、さらさらと読み進めることができました。
成人して時間のたった私などから見てみると、結末は「予想外」ではありませんでしたが、それでも主人公と人気者男子である瀬戸山くんのやりとりや、友人たちの描写は懐かしいものもあり、青春恋愛小説として十分に楽しむことができました。
恐らく著者はお若い方なのでしょうか?
ところどころにある誤字脱字はご愛敬ということで、読まず嫌いしていたのが勿体なかったなというのが素直なところです。
恋愛小説も、たまには良いですね。
きっかけになったのがこの本で良かったですね。 -
最初から最後まで、キュンキュンでした。