京都伏見・平安旅館 神様見習いのまかない飯 (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813705192

感想・レビュー・書評

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  • よくあるあやかしものとは、すこし違って人が人であることを
    ベースに描かれた作品でした。
    遠藤遼さんの作品はどれも面白いけれど、これはもう少し続いてほしい気持ちも込めて。

  • 21.03.06読了
    京都伏見を舞台にしたお話。
    仕事もリストラに、彼氏にもフラレた女の子が思い立って、京都旅行に。
    そこで神様見習いとしていた男の子と出会い、巫女見習いとして働くことに。少年と共にあらゆる「訳あり」のお客さんの悩みや状況を解決するお話。

    1つ1つのショートストーリーの話題はいいんだろうなー。展開が早すぎるのは、ん?と思ったけれど。結局、伏見の主神がなんで中居さんとして勤務してるのか…なんで食事をそんな上手に作れるのか…など、細かいところの回収がされてなくて、もやもやと。
    ちっさい頃に会ったのも含めて、結局なんだってんだーいって思っちゃった。

  • リストラや恋人との別れで傷ついた彩夢。そんな彩夢が滞在することになった平安旅館での不思議な話。そこで出会う「訳あり」な人々と、それを助けようとする神様見習いの真人と彩夢を見ているのが楽しかった。他人事とは思わずに、とにかく必死になっているのがよく分かって。色々な問題を抱えている人の心が、少しでも軽くなるのを見ると、なんだか嬉しくなった。

  • うーん、なんというか、ちょっと微妙だったかな。

    訳ありの宿泊客が訪れる旅館を舞台に、その人の想いを満たす料理を題材にしたした人情話。
    個々のエピソード自体はいいんだけど、どうもしっくりこなかった。
    食べ物系の人情話はこれまでも読んだことがあるのだけど、これは嵌らなかった。なんでかなあ。

    ひとつには主人公の言動がちぐはぐに感じてしまった事。
    まかない飯による解決が必然と思えなかったこと。
    神様の設定があんまり活かされてなかったこと。
    そんなこんなが重なって、どうにも物語の中に入りづらくて、感情が上手く付いていかなかった。
    そこが残念。

  • 読み終わっても、もろもろ疑問が残る。
    色々な事件を前にした彩夢が脊髄反射の勢いで「神様見習い」なんだから何とかできないのと真人に頼るのが嫌な感じ。
    自分で動こうという時も、私が行きますでは無く、私達が行きますと勝手に決めててちょっとなと思う。もうちょっと自分の力で何とかしようと頑張って欲しかった。

  • 真人の態度や言動がかなり不快。彼は神様見習いだから、なのかもしれないけど、読んでいてイライラした。

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著者プロフィール

東京都生まれ。
2017年に『週末陰陽師  とある保険営業のお祓い日報』でデビュー。
著書に『平安あかしあやかし陰陽師』、『平安後宮の薄紅姫』、『平安・陰陽うた恋ひ小町 言霊の陰陽師』、『平安後宮の洋食シェフ』、『王立魔術学院の《魔王》教官』、『晴明の事件帖 消えた帝と京の闇』など多数。


「2022年 『平安姫君の随筆がかり 二 清少納言と恋多き女房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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