君を忘れたそのあとに。 (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
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本棚登録 : 280
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813707950

作品紹介・あらすじ

家庭の都合で、半年ごとに転校を繰り返している瑞穂。度重なる別れから自分の心を守るため、クラスメイトに心を閉ざすのが常となっていた。高二の春、瑞穂は同じく転校生としてやってきた駿河と出会う。すぐにクラスに馴染んでいく人気者の駿河。いつも通り無関心を貫くつもりだったのに、転校ばかりという共通点のある駿河と瑞穂は次第に心を通わせ合い、それは恋心へと発展して…。やがてふたりの間にあるつながりが明らかになる時、瑞穂の“転校”にも終止符が打たれる…!?優しさにあふれた予想外のラストは号泣必至!

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めるに従い、アレこれはSFファンタジー系かなぁって思いつつ読んでいくと、健忘系と確信、ただ驚いたのはクラス皆んなが認知してることが通常の健忘恋愛とは異なる展開と描写のスピード感は良く読みやすい作品。
    他のいぬじゅん作品も読んでみたいと思いました…

  • この本は優しさで溢れている。

    親の都合で半年ごとに転校している瑞穂。
    その学校へ転入してきた駿河。

    なぜか惹かれる二人。
    そこにはある理由があった…
    偶然ではなく必然だったのだ。

    『僕は何度でも君に恋をし告白をする』

    驚きと納得。衝撃の連続。

    登場人物すべてが優しい。
    私は知らぬ間に助けられて生きてきたんだ。

    初のいぬじゅんさん作品。

  • 主人公の周りの人々の優しさに涙した。
    そのクラスじゃなかったら記憶を戻すことも恋をすることも過去に向き合うこともお互い出来なかったと思う。
    様々な偶然、奇跡が重なり合い世界を作り出していて力強さを感じた。
    同じ思いをしてきたからこそわかるお互いのことをお互いで見つめ一緒に歩んでいく、とても感動した。

  • こころぽわぽわする〜

  • 優しい涙が流れる素敵なお話でした!
    いぬじゅんさんの小説はすごく惹き付けられます!

  • 優しい話でした。
    同じ経験を繰り返していること、クラス、学校全体が味方となり応援してくれるなんて現実ではありえないけれど、こんなに優しい世界もあるんだと受け入れることができました。
    何度も出会っても恋をし、友達になれることは本当にステキだしそのようなことがあるなら素晴らしいと思いました。
    みんなが純粋で優しい本でした。

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著者プロフィール

奈良県出身、静岡県浜松市在住。2014年『いつか、眠りにつく日』(スターツ出版)で第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し作家デビュー。2019年フジテレビFOD、地上波にて連続ドラマ化され、のちにコミカライズ。『この冬、いなくなる君へ』(ポプラ社)で第8回静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」大賞、『この恋が、かなうなら』(集英社)で第10回同賞受賞。その他、『今、きみの瞳に映るのは。』『北上症候群』(実業之日本社)、『君がオーロラを見る夜に』(KADOKAWA)、『叶わない恋を叶える方法』(ステキブックス)など人気作品多数。持ち味の〝どんでん返し×泣けるヒューマンファンタジー〟や生死をテーマにした作品には根強いファンを持つ。

「2023年 『無人駅で君を待っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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