一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。 (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
3.79
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本棚登録 : 2090
感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813708315

作品紹介・あらすじ

「君を、私の専属カメラマンに任命します!」クラスの人気者・香織の一言で、輝彦の穏やかな日常は終わりを告げた。突如始まった撮影生活は、自由奔放な香織に振り回されっぱなし。しかしある時、彼女が明るい笑顔の裏で、重い病と闘っていると知り…。「僕は、本当の君を撮りたい」輝彦はある決意を胸に、香織を撮り続ける――。苦しくて、切なくて、でも人生で一番輝いていた2カ月間。2人の想いが胸を締め付ける、究極の純愛ストーリー!

感想・レビュー・書評

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  • 命の期限がある女の子とカメラマンの男の子との話。
    「君の嘘と優しい死神」とか「余命10年」とかと同じでストーリ自体はよくある話なんだけど、どっぷり感情移入してしまい、なんの問題もなく楽しめました。

    しっかり心を通わせて別れを迎えるのと、心にストップをかけて別れを迎えるのと、どっちが幸せなんだろう?
    答えはないけどいつも考える

  • 最初は写真モデルの女の子とその子のカメラマンの男の子という関係だったけれど、どんどんお互い好きになってしまうのが魅力です。けれど女の子は持病持ちで最後に死んでしまいました。特に心に残ったのは、1番最後男の子が思い出の場所に星を見に行ったシーンです。私は、死んでも見守っているよ大丈夫と言う意味があると考えています!

  • 星のように輝きたいと言う女子高校生と、そんな彼女を写真におさめつづけた男子高校生。そんな2人の青春溢れた甘酸っぱく、切ない物語。

    普通に感動した。儚いものには桜が散ってく時と似た感覚に陥るんだけどこの話はまさにそれ。
    感動したい、泣きたい人は読んだ方がいい。
    眼球サハラ砂漠で泣けないと断言できる人以外はもれなく泣かされてしまうのではないかと思う。

  • ずっと買いたくてやっと買えました。読み終わったのですが、期待通り面白かったです。少年少女達の甘酸っぱい青春かと思いきや、そうでもあるんですけどとにかく泣けました。1つ1つの行動がドキドキしました!

  • 死別ストーリーはやはりせつないです。
    せつなくて、悲しくて読めなかった本は今まで一冊しかありませんが、悲しみから立ち上がった残った人に何かを与える…そーなるのは本当に嬉しいですね。
    以前の本にもありましたが、泣いてる笑顔が今回もキーワードでありました、その表情を引き出す彼の一言が描写にありますが、あえて『-』にした事で読者の想像に委ねる形になってます。
    アタシはズバリ[名前]だと思う。

  • 輝彦は泣いたり笑ったり、色んなことがあったけど、それでも香織の写真を取り続けていて私もこんな風に頑張れたらなと思いました。

    • 如月あられさん
      すいません、ラヨンさんでしたね。
      すいません、ラヨンさんでしたね。
      2023/03/05
    • ラヨンさん
      全然大丈夫ですよ!
      全然大丈夫ですよ!
      2023/03/05
    • ラヨンさん
      同じ好きな物があって、私も嬉しいです!!共感できて、マジで嬉しいです!
      これからも、よろしくお願いします!
      同じ好きな物があって、私も嬉しいです!!共感できて、マジで嬉しいです!
      これからも、よろしくお願いします!
      2023/03/05
  • 表紙が印象的で購入しました。

    内容は「君の膵臓をたべたい」に似ている部分も多かったですが、p249から最後までのテンポがとても良く、涙なしには読めませんでした。

    冒頭の描写から表紙のデザインがコンテストに出したものだと思っていましたが、最後まで読むと実際は病院で撮った遺影でもある写真なので、オリジナルの表紙だったんだなとわかりました。
    ただ、輝彦と香織は夕暮れ頃に会っていたことがほとんどだったので表紙一つで作品全体の総括ができている気がして、素晴らしいと感じた。

  • 余命がある女の子と、亡き父から継いだカメラで写真を撮る男の子の話。
    とても読みやすくて、あっという間に惹き込まれていきました。冬野夜空さんらしい、終始ノスタルジックな雰囲気に包まれています。見せ場では目頭が熱くなり最後まで感情移入して読みました。
    女の子の強さがとても美しいと思いました。余命系なのに読後感もよかった。オススメです。

  • とっても面白かった!
    私、余命とかなんちゃら病とかの本が好きなんですけど、そんな私にぴったりの本でした。

    お互いのことを君って読んでるところとかも良いですよ!主人公の友人、塁くんの恋は失恋に終わったけど、それでも良い仕事したよ!塁くん!

    本当に夢中になって読んで、いろんな人に読んでもらいたいと思います

  • 評価は知らなかったけど、表紙とタイトルに惹かれて手にした一冊だ。内容は全く知らない状態で読み進めた。一冊読み切るまでのスピードは真の読書家さんたちに比べると足元にも及ばないくらい遅い私ではあるけれど、まだ読書歴は浅いものの曾て読んだ本に比べると私史上初の読みやすさだった。
    正直、話の内容は今ここでは言えないけれど予測はつくし王道でありがちと言ってしまえばそれまでだが、よくあるこういうスタイルの話は私の大好物でもある。まだそんなに人生を謳歌したといえるほどの経験値もないけど、病気ほど人をここまで苦しめるものは無いだろう。
    たしかに、何も無い人生なんてつまんないし、たくさんの人と出会って、時には喧嘩もたくさんして、笑って泣いて別れも経験してこそ人生はより美しくなり一皮成長出来るものだと思っている。でも、人との関係を引き裂く何かが、たとえ喧嘩であれ死であれ辛いことなのに悲しまないことなんて出来ないと学んだ。
    ここで1つ今から読む人達に注意事項を。
    ※274ページからの8章はハンカチを用意して電車で見ないことをおすすめします。(ぐちゃぐちゃの不細工な顔を晒す勇気があればどうぞw)
    なんか、今回はいつもより感想が長くなったみたい。(笑)こんな私の拙い書評を長々と読んでくれた方々はありがとうございます。

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