君はきっとまだ知らない (スターツ出版文庫)

著者 :
  • スターツ出版
3.86
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本棚登録 : 654
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813712565

作品紹介・あらすじ

強がりで弱い私は消えたいと願ってた。
でも弱音は吐いていいんだと君が気づかせてくれた――。
夏休みも終わり新学期を迎えた高1の光(ひ)夏(な)。六月の“あの日”以来ずっとクラス中に無視され、息を殺しながら学校生活を送っていた。誰からも存在を認められない日々に耐えていたある日、幼馴染の千秋と再会する。失望されたくないと最初は辛い思いを隠そうとするが、彼の優しさに触れるうち、堰を切ったように葛藤を打ち明ける光夏。思い切って前に進もうと決心するが、光夏は衝撃のある真実に気づき…。全ての真実を知ったとき、彼女に優しい光が降り注ぐ――。予想外のラストに号泣必至の感動作。

感想・レビュー・書評

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  • 予想してない角度からの展開の結末は心を抉られるなあ
    途中はどうなるか展開が読めずにバカ泣いたけどいい感じに終わってくれてよかった。やっぱり自分のことを大切にしてくれる人を守れればそれでいいんだ。
    人は1人で生きていけないから。他人に頼り頼られるべきなんだ。

  • 「君はきっとまだ知らない」題名を見て、どんなストーリーか想像できませんでした。読み進めていくと、光夏の強がってしまう性格やプライドの高さに、読んでいる私まで苦しい気持ちになりました。と同時に、優しくてどんなときでもそばに居てくれる幼馴染の3人の温もりにとても感動しました。あらすじにあった「衝撃のある真実」の意味を知ったとき、正直すごく驚きました。伝えたい想いはちゃんと言葉にしなきゃいけないなと思ったし、こんな素敵な友人欲しかったなぁと思いました。

  • 汐見さんの人気作が文庫化ということでなんとなく手に取った一冊。本っっと~にビックリ真相❗まさかの展開で途中から手が止まらなくなりました…!
    読み終わった皆さん、4人のなかでだれ派ですか?わたしはなんか冬哉派。なんかあーゆータイプ好き(笑)

    • 林霖さん
      初コメ失礼します。自分は千秋派です。笑
      初コメ失礼します。自分は千秋派です。笑
      2023/07/30
  • なんかいきなり現実っぽくないことが出てきてびっくりした個人的には空想系はあまりでてほしくないな…
    結局いじめっ子たちはどうなったのかも気になる

  • 途中まさかのオチで驚いた。いじめた奴らがどうなったのか逆に気になった。

  • ※間違えて何度もログアウトしてやり直してしまいすみません。
    久しぶりに読んで、なんとなく帯と表紙のタイトルに引かれて手にとって読んだのが出会いでした。
    スマホが普及してから若者の活字離れが著しい中、久しぶりに読んで本を好きになるきっかけをくれた作品です。
    汐見先生の魅力が詰まっていて、なぜなら、初めて小説で泣いた作品で、そんなに脆い方ではないけれど感動したので面白いと思いました。悩んでる人達に是非読んで貰いたいです。

  • [初投稿]
    パッケージに引かれ、スマホが普及し活字離れが多く見られるこの現代に久しぶりに読んで見た。フラッと入った本屋さんでふと目についたからだ。正直に言うとこの小説家さんのことは知らなかった。何気なく読んで見ただけなのに、読み進めていくうちにどんどん面白くなっていった。元々眠くなる体質ではないけれど、ハマっているゲームもあり小説から少し距離をとっていたのだ。そして終盤になると泣いてしまった(電車の中で)笑。本で泣いたのは初めてだった。

    ※ここから少し内容に入るので自己責任でどうぞ
    光夏はいじめられていたのに、自分はいじめられてなんかないと思い込ませて過ごしていた。自分もいじめられていたことがあったので光夏の気持ちが良くわかる。誰だって自分のことを「私はいじめられている」なんて認めたくないし、思いたくもない。信じたくもない。周りの大人たちはよく「気づいてあげられなくてごめんね。もう少し早く言ってくれたら良かったのに。」とか言うけれど光夏もそうだったけれど気づかなかったんじゃなくて気づかれないようにバレないようにしていたから当然だ。知って欲しいし気づいてくれたらどんなに楽になるかとも思うけど気づかれないようにしてしまうのが現実だ。だって、心配かけたくないから。
    千秋君が光夏がいじめられてる時に教室で庇ってくれた時がとても印象に残っている。涙が止まらなかった。自分のことじゃないのに自分のことのように嬉しかった(笑)。辺り一面が金色に染まって光夏が消えそうになったシーンで最初はよく状況が掴めなかった。でも、分かった時には「あー、そういうことだったんだ。」と納得して、悲しさと共に鳥肌が凄かった。鈍感な千秋が告白してくれたときも「千秋なのにすごいストレートやん。」と感動した。
    自分は今を生きている若者たちに是非読んで欲しい作品だと思った。スマホが手離せないこの現代にせっかくまだ小説という物が生き残っているのだから。特に今いじめられている人、又はいじめられていた人、いじめをしていたことがある人に読んで貰いたい。いじめられていなくても今が辛い人の心に刺さると思う。いじめをしたことがある人にはこんなに酷いことだったんだと気づくことが出来るし、ここまで人を追い詰めて苦しめていたんだと自覚してくれる人が少しでも多く増えることを願う。たしかに、いじめはかなり重くてセンシティブな内容だけれどそれを敢えて扱っているということはきっと誰かの役に立つ、心に刺さる人がいるからだと思う。だからこそ今を生きている全ての若者に伝えたい。
    かなりの長文になってしまったけど、長々と読んでくれた方はありがとうございます。

  • ~あらすじ~
    夏休みも終わり新学期を迎えた高1の光夏。六月の”ある日”以来ずっとクラス中に無視され、息を
    殺しながら学校生活を送っていた。誰からも存在
    を認められない日々に耐えていたある日、幼馴染
    の千秋と再開する。失望されたくないと最初は辛い
    思いを隠そうとするが、彼の優しさに触れるうち、葛藤を打ち明ける光夏。思い切って前に進もうと
    決心するが、光夏は衝撃のある真実に気づき…。
    全ての真実を知ったとき、彼女に優しい光が
    降り注ぐ___。
    ✎︎______________
    展開の振り幅(?)が大きすぎて頭が追いつかなく
    なります。そんなファンタジーを含めた感動作品
    です。

  • とても考えさせられるテーマでした。
    それから友情もとっても素敵です。

  • こんなに心がふわって軽くなってあったくなって毎日を生きようって思わせてくれる本はないと思う。

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著者プロフィール

鹿児島県出身、愛知県在住。高校国語教師としての経験をもとに、悩み疲れた心を解きほぐす作品を目指して、日々執筆活動をしている。代表作となった『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(スターツ出版)が、様々な年代の共感を呼び、現在最も注目される作家。他に『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』『ないものねだりの君に光の花束を』などがある。

「2023年 『たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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