これからの会社員の教科書 社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815602437

作品紹介・あらすじ

田端信太郎が贈る「仕事の基本」決定版

リクルート→livedoor→LINE→ZOZO
日本的な大企業から外資系、ベンチャー企業を渡り歩く中でわかった、どんな文化の会社であっても必ず評価される共通項。
それは結局、新人時代に教わった仕事の基本でした。

「風邪を引いたら、休むべきか?」
「ミスをしたとき、どうすればいいのか?」
「これからの時代に生き残るために、なにを学べばいいのか?」

Twitterフォロワー21万人。「新R25」「NewsPicks」掲載の仕事論でも話題を呼ぶ田端信太郎が、
働くきみの率直な疑問に、本音でこたえます。

★こんな方にオススメ
- 仕事の基本を学びたい、入社1年目の方
- 自分の仕事の姿勢について振り返りをしたい、 入社4,5年目の方
- ”当たり前のこと”の伝え方に悩む、上司・先輩・メンターの方


【「はじめに」より】

これからビジネスの世界に飛び込もうとしているきみに言いたいのは「この世界は広く、自由で、なによりも楽しい」ということです。

ビジネスの世界に飛び込むのは、映画の「パイレーツ・オブ・カリビアン」や漫画の「ワンピース」の世界に飛び込むようなものなのです。

この先の大海原には、ものすごくエキサイティングなことがあります。

おもしろい人も、わけがわからない人もいる。それこそ孫正義や、前澤友作のような一代で海賊王になったようなレジェンドたちもいるのです。

ビジネスの世界を追求していくと、きっと、めくるめく刺激的な物語がきみを待っています。

ただし、そのために必要なことが、たった一つだけあります。

会社に居続けて出世を目指すにせよ、転職をしてキャリアアップを目指すにせよ、独立・起業をするにせよ、ビジネスマン同士の「ルール」「マナー」「お作法」をおさえておかなければならないということです。

それはいわば、パスポートとも言えるかもしれません。それさえ身につけていればビジネスの世界を通じて、いつ、どこで、どんな生き方でも選べます。逆に身につけていなければ、どこにも行けません。

何十年も社会人生活をしてきた人でも、ルールを知らない人はたくさんいます。

逆に、若いうちにビジネスの法則やマナーを早く知り、深く理解していれば、ものすごく世界が広がるということを、きみに知っておいてほしいのです。

感想・レビュー・書評

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  • あの田畑信太郎さんによる「教科書」。
    というか、人事部が進めるような「真っ当な」教科書ではなく、「実践的な」教科書だ。

    内容は、「単純作業」「根回し」といった、いかにも実践的な章に分かれている。
    面白かったことを挙げてみると・・・
    まず、「伝え方」の章にある「ビジネスでは主語は絶対に抜くな」「上司への質問はクローズドクエスチョンで」。
    これは、前者は仕事人としての責任を背負い誤解を無くすには必須、後者は仕事をスムースに進ませる必須のスキルと僕は解釈している。
    そして「会社は学校では無い」「ロジックで勝てる奴は0点」。
    これ、おっさんになっても分かっていない人が多いんだよね。
    文中では、人の揚げ足取りで無駄に意識が高い「ただのめんどくさいやつ」と表現しているけど、納得感ありすぎて驚いてしまうwww
    そして、「おっさんはメンツが8割」。読みながらニヤニヤしてしまったwww

    ということで総じてガチで実践的な本でしたー!

  • ひと言で表すなら、

    「サラリーマンの教科書」

    内容については、ビジネスマンとして働く上では、あまりにも当たり前の事ばかり。
    だから人によっては「知ってることしか書いてない」と、そう思うのも仕方ない。

    だけど、「知っている」のと「できている」にはかなりの違いがある。「知ってる」だけじゃ、「知らない」のとなんら結果は変わらないのが現実世界。
    本書に書いてある内容は、数ヶ月に一度、フィードバックも兼ねて読み返してもいいようなことばかり。つまり、そんな意味で「教科書」的な本と言える。
    一度読んで終わりにしていいのは、すでにエリート社員として会社に貢献できている人だけであり、そんな人なんてほとんど居ないのが現状の日本だと思う(もちろんボクもそうです)のでとりあえずビジネスパーソンの仲間入りをした初期に買うのがおすすめ。

  • ありきたりな文言が書かれてる自己啓発本紛いの指南書は今まで敬遠してきたけれど、
    田端さんが著作されたとのことで興味が湧き手に取った。

    しかも、この本を手に取るタイミングで、
    田端さんがインタビューを受けているウェブの記事を読んだ。
    著作の中に遅刻する者に対する非難が書かれているにも関わらず、
    田端さんがその面談を失念していた為に、当日現れず、後日再面談した内容が記載されていた。

    平身低頭で冷や汗をかきながら居心地悪そうに受け答えする田端さんを少しいじりつつ、
    ユーモアに弄っている様子を映し出していた。

    その記事を見た後もあってか、
    この本に対してはあまり信じてかからず、少し斜に構えた読み方をしていた。
    が、実際は社会人生活でよく出会す場面を田端さんなりの解釈で解き明かし、
    咀嚼した上で我々の中にストンと落とし込んでくれるような良本だった。

    レビューで社会人1.2年目の教科書として非常に有益と書かれている人が多いけど、
    30歳前後の中堅クラスの人間でもここに書かれている内容を読んで眼から鱗の方々も多いと思う。

    かく言う私も、
    この著作に書かれている内容のほとんどを実践できていないことに気づかされ、
    平身低頭で冷や汗をかきながら読み進めました。

    揚げ足を取ろうと、卑しい気持ちで読み始めた自分が恥ずかしいばかりです。大変勉強になりました。

  • 『これからの会社員の教科書』要点まとめ

    この本は著者である田端信太郎さんが、社会人生活20年の中で見つけた、サラリーマンとして、どんな文化の会社であっても必ず評価される共通項をまとめた本である。
    まさに、これからの時代の会社員がどう生きていくべきかをまとめた「教科書」

    ■Chapter1:「人並み」を目指すか、「プロ」を目指すか
    ・まず、「どこ」を目指すかによって、行うべき仕事の基準は大きく違ってくる。
    「プロ」を目指すのであれば、周りと同じ基準で働いてはいけない。
    普段からきちんと働くことは当たり前ではあるが、勝負所をきちんと見極め、ここ一番で最大限の力を発揮することも必要である。

    ・仕事を頼まれた時は以下の2点を必ず確認する
     ①ゴール:どうなったら成功か
     ②制約条件:使える費用、納期までの時間、動員可能な人材等


    ■Chapter2:「伝え方」次第で結果は180度変わる
    ・報連相の際は、相手の状況や心境を想像して行う。

    ・報連相は、質と速さにこだわる。
     -質:ファクトとオピニオンを明確に分ける。主語を明確にする。
     -速さ:一言でもいいので、返信はすぐ行う。

    ・上司への質問は、仮説を持ち、クローズドクエスションで行う。


    ■Chapter3:「単純作業」に仕事の真髄がある
    ・誰にでもできる仕事ほど、上司の期待を超えてやる。そこにオリジナリティが生まれる。

    ・会議に出たら、「どうすればその場に一番貢献できそうか」を自分なりに考えて行動をする。

    ・新人の出世への一番の近道は「議事録」
     →上司に会議の理解度や、情報の整理力・編集力をアピールできる。
      また、会議の内容を会議に出ていない人に時間を短縮して伝えることができるので、会社の生産性を上げることに繋がる。


    ■Chapter5:「社交スキル」は一生モノの武器になる。
    ・服装や礼儀、敬語をナメるな
     →印象に大きく影響をするので、こんなところで損をするのはもったいない。
      世の中には礼儀を大切にする人はたくさんいる。使える武器は使わないと。
      また、ビジネスは結局人と人の付き合い。だからこそ、人と良好な関係を築くためにできることを全て行うのがプロ。


    ■Chapter7:「情報収集」がきみのオリジナリティになる
    ・「現場・現地・現物」にこそ価値がある。
     →実感、体感が積み重なっていくと、直感的に物事がわかるようになっていく。

    ・アウトプット前提で本を読め。
     →本に限らずだが、ただ漠然と学んでも意味がない。学んだらすぐにアウトプットする癖をつけておこう。

    ■Chapter8:「経済・法律・歴史」はビジネス世界の共有言語
    ・特に上流クラスの人と話すほど、教養の重要性が高まっていく。
    最低限理解すべきポイントも押さえておかないと「そんなこともわからないのか」と思われ相手にすらしてもらえない。

  • 新人でも若手でもありませんが笑、働くモチベーションが上がらず手に取った本でした。
    働いてお金をもらうという厳しさや、責任みたいなものだけでなく、会社のためにも自分のためにも最高のパフォーマンスをするための心構えみたいなもを改めて学びました。
    耳が痛くなるようなこともありましたが、、、今の自分に必要なことかも。なんか腹に落ちたな。やってみよう!と思ったことがあります。
    ・チームで仕事をするというハーモニーを奏でながら「自分の存在感を示す」にはどうしたらよいか。
    まず、チームの顔ぶれを見た時「相対的にかけている部分」を探すこと。そして「自分が補えそうな部分」を見つけること。
    皆が同じことができる必要はなく、それぞれのパートで輝くことができれば素晴らしいチームとなりパフォーマンスもあがる。あれもこれもできるようにならなきゃ。と焦っていた自分に、今やるべきことが見えてきたような気がした場面でした。
    この本で学んだことはこれだけではないけど、まずは今自分がすべき事だと感じたことを信じて行動しようと思わせてくれた一冊でした。

  • これからの会社員の教科書 社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71
    著:田端 信太郎

    会社に居続けて出世を目指すにせよ、転職をしてキャリアアップを目指すにせよ、独立・起業をするにせよ、ビジネスパーソン同士の「ルール」「マナー」「お作法」をおさえておかなければいけない。

    何十年も社会人生活をしてきた人でも、ルールを知らない人はたくさんいる。逆に、新入社員がビジネスの法則やマナーを早く知り、深く理解していれば、ものすごく世界がひろがる。

    本書は以下の10章から成る。
    ①人並みを目指すか、プロを目指すか
    ②伝え方次第で結果は180度変わる
    ③単純作業に仕事の真髄がある
    ④根回し抜きに大きな仕事はできない
    ⑤社交スキルは一生モノの武器になる
    ⑥トラブル対応は鮮やかに
    ⑦情報収集がきみのオリジナリティをつくる
    ⑧経済・法律・歴史はビジネス世界の共通言語
    ⑨働き方・キャリアの最適解を導く
    ⑩パフォーマンスをさらに高める

    仕事の基本は色褪せることなく、どんな歴を経た人にとっても大切であり、それが全てと言っても過言ではない。著者の視点から繰り出される仕事の基本は確かに基本ではあるものの、もうひと手間かけたスパイスが振りかけた基本であり、それを学び実践するだけで、周りの誰よりも抜きんでた能力を持つことにもなる。

    年次の浅い人に役立つだけではなく、中堅・ベテラン社員であっても基本を再認識したり、そもそも学ぶという点では非常に役に立つ。

    多くの名だたる企業を経た経験から基本は侮れない。尖った視点から基本ではあるものの、効率的な本質をついた原則とそれをもとにした応用が読み物としても楽しめる形で展開されている。

  • 今期の目標設定をどうするか悩んでいたのと、新しくメンターとして新卒と関わることになったので、改めてどうこのVUCAの時代に挑んでいくかを考えたく読んだ。内容としては若手・新卒向け。

    正解を求めがちになってしまうけどビジネスに正解はない。この本に書いてある方法もこの方の成功体験であって、真似すれば絶対うまくいくわけでもない。
    読書メモに書いた内容は組織で活躍する戦略として実行したいと思ったこと。

  • 人それぞれ、仕事をする上での習慣やポリシーなどはありますが、著者のポリシーについて、理由や考え方、楽しみ方などとあわせて紹介されています。基本的に共感できるもので、汎用的、理由も含めて納得できれば自分なりに取り入れればいいでしょう。特に20代のサラリーマンは読んでおくといいのかな、と思いました。私のように、すでに自分の習慣があるおじさん年代は、自分に取り入れられるものを探しつつ、若手にアドバイスする参考にしてもいいのでは。

  • 社会人になる前の大学4年生や、新卒1.2年目の人が読むといい。

  • 先輩に教えてもらうような基本的な内容が多く、新卒の方には役に立ちそうな本だった。
    10年目以降だと目新しさはそんなにない感じがした。

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著者プロフィール

田端信太郎(たばた・しんたろう)
オンラインサロン「田端大学」塾長。1975年石川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。NTTデータを経てリクルートへ。フリーマガジン「R25」を立ち上げる。2005年、ライブドア入社、livedoorニュースを統括。2010年からコンデナスト・デジタルでVOGUE、GQ JAPAN、WIREDなどのWebサイトとデジタルマガジンの収益化を推進。2012年NHN Japan(現LINE)執行役員に就任。その後、上級執行役員として法人ビジネスを担当し、2018年2月末に同社を退社。その後株式会社ZOZO、コミュニケーションデザイン室長に就任。2019年12月退任を発表。著書に『これからの会社員の教科書』『これからのお金の教科書』『部下を育ててはいけない』(SBクリエイティブ)、『ブランド人になれ!』(幻冬舎)他。

「2021年 『これからの会社員の課題図書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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