名画・名彫刻の美術解剖学 名作の起伏から内部構造を判別する

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  • SBクリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815608897

作品紹介・あらすじ

本書は、美術作品を実際に「解剖」し、解剖学を通じて人体表現の名作を紹介するものです。有名な美術作品は、解剖学的に正確に表現されており、作品写真と筋肉図を見比べることで、体表と内部構造の対応関係を知ることができます。これにより、人体作品の表面から、内部構造を読み解けるようになります。体表から内部構造が読み解けるようになるのは美術解剖学の目標の1つです。名作は「映える」ヒントがたくさん入っているので、ページをめくって眺めているうちに、目がだんだん肥えていきます。作例をたくさん見て目を養えば、自分の作品でも内部構造を意識できるようになるでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 起伏ゼロポジ

  • 【請求記号:701 カ】

  • これまで有名な美術解剖学の本は読んできたつもりだ。パラパラと。
    『アーティストのための美術解剖学』
    『ソッカの美術解剖学ノート』
    特にオススメされる上記だが、絵も文字も細々しており情報量が多すぎて、読破・実践に至らないものだ。
    本書は1ページ1枚の大きなイラストで筋肉パーツが色分けされており、死ぬほどわかりやすい。
    200頁までは独自のトポグラフィーによる人体解説で、以降306頁までが名画・名彫刻の解剖となっている。
    いずれも取り上げられているのは男性モデルだけなので注意したい。

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著者プロフィール

1981年東京都生まれ。美術解剖学者、メディカルイラストレーター、グラフィックデザイナー。2002年、文化服装学院 服装科卒業。2008年、東京藝術大学 デザイン科卒業。2014年、東京藝術大学大学院 美術解剖学研究室修了。博士(美術、医学)。現在、順天堂大学 解剖学・生体構造科学講座 助教、東京藝術大学 美術解剖学研究室非常勤講師。Twitterでは「伊豆の解剖学者(@kato_anatomy)」として美術解剖学に関する情報を発信している。

「2020年 『美術解剖学とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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