どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815617875

作品紹介・あらすじ

50万部超の大ベストセラー『80歳の壁』の著者、和田秀樹先生が35年以上の高齢者診療で辿り着いた「極上の死に方」について説く。
・体にいいものよりラーメン週5
・金持ちより思い出持ち
・持つべきは地位や名誉より死生観
・「極上の死に方」を決めるのは医者ではなく自分
・参られない墓ならいらない
・人生の最後は「貸し」を返してもらおう……などなど、食生活や財産、医療との付き合い、死後のことまで、逝き方上手な高齢者から得た具体的な提案が満載。
「家族がいても、ひとりでも、ボケても、寝たきりになっても、どうせみんな死ぬんだから。
自分の死について考えることは、人生をよりよく生きるために最も大事」と語る著者の老いの本決定版!
後悔せずに、納得して最期を迎えるために必読の書です。

感想・レビュー・書評

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  • 老後に向かう人へ本だと感じたけど、20代の私にとっても生きることに対してもっと気楽になっていいと思える本だった。ポジティブな意味で、「どうせ死ぬんだから」と思いながら好きなことを楽しんで生きていきたい。もっと歳を取ったら再読したい。

  • 読んでいて笑ってしまった。わたしがずっと誰かに言って欲しかったことや望んでいたことが書かれていた。嬉しかった。せっかくの人生だから、たのしく生きていこうと前向きになれた。

  • 『どうせ死ぬんだから』を読んで

    どうせって…なんて投げやりな言い方なんでしょ…
    と思って購入したけれど、なんて思いっきり人生を楽しむ言葉なのでしょうか?

    和田秀樹先生は、「魔法の言葉」と書いていました。

    「死にたくないは、人生の幸福度を下げるし」
    「いつ死ぬかわからない」は、生きてる今を楽しむ事
    私は、自分の思うように、生きてきた。

    それでも、後悔はある。

    死という事を考えると、私の父は、40歳で亡くなった。
    私は10歳だった。
    父は、無念だったと思う。
    病気でも無く、事故というアクシデントにより、昏睡状態で、意識も戻らず帰らぬ人となった。

    私達は、父にお別れも言えず、父は自分の意思とは真逆に目を開ける事もなく、話す事もなく事故からわずか1週間で天国に逝ってしまった。
    父も大変無念だったと思う。
    やりたい事、見届けたい事あったと思う。

    私は、そんな亡骸の父を見ながら なんとも形容し難い悲しみをを経験した。
    父の分まで、極上の生き方をしたいし、しなければいけないと思う。
    和田秀樹先生は、
    極上の生き方とは、お金を持つことより使う事に、価値がある。
    夫が、「うちのお袋は、お金を、貯めた事も忘れてしまった」と言ってたのが印象的だった。
    貯めるだけ貯めても、お金の活躍の場もなかった…
    ということになる。
    和田秀樹先生は、
    旅行や、普段行かないレストランでの食事をすると、前頭葉が活性化し若返ると…
    子供や孫にも、思い出づくりにお金を使う。

    その思い出が、身体が思うように動かなくなったベットの上で心の支えとなる思い出が沢山あると、素敵に旅立って行くと…

    又その人ならではの、面白さがあれば、人は集まると…
    その人の品格が試されると…
    極上の死に方を迎えるには、苦しい事、煩わしい事は、やらない。
    我慢をしない。なんとかなるさ〜
    楽しい事だけ考える〜
    医者の言うことは信じない〜

    「どうせ死ぬんだから」…
    極上の生き方をしたいです。
    やりたい事やって、遊びましょ!

  • タイトルがすべてを物語っているような一冊
    後悔せずに、納得して最期を迎えるために今何をするか、あるいはしないか
    悲観的かつ窮屈に捉えてしまいがちな人生観を、もっと気楽に捉えられるアドバイスを貰えたように思う
    なかなかに尖った感性をお持ちの著者のように感じたが、言ってることはなるほどなと思う部分も多かった

  • どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる。和田秀樹先生の著書。生きていることに感謝して生きていることを幸運と考える。毎日楽しく好きなことをする。迷惑をかけたってかまわない。自分の好きなように自分優先主義で生きる。利己主義を徹底する。極上の死に方を普段から考えておけば後悔しない人生を過ごせる。和田秀樹先生からのメッセージは前向きになれる。

  • はじめに―「どうせ死ぬんだから」は魔法の言葉
    1章 「どうせ死ぬんだから」―私が自分の死を考えて、わかったこと
    2章 「極上の死」への第一歩―「死生観」を持てばジタバタしない
    3章 ヨボヨボ老人と元気ハツラツ老人の分かれ道―「自分の生き方」は、医者ではなく自分が決める
    4章 極上の生き方は「死に場所」で決まる―在宅介護より施設死をすすめる理由
    5章 「人間、死んでから」―私がたどり着いた「極上の生き方」
    おわりに―人生の幸せに近づくために、いまを幸せに生きる

  • 著者の割り切った生き方が参考になった

  • タイトルがすごく気になり購入。
    今までは目の前の事を考える事がほとんどで長期的な事と言っても仕事を引退したら老後はゆっくりしたいと漠然と考えていましたし、経済を考えると老後に不安しかないと恐怖する事さえおりましたが、結局は必ず人は死ぬのだから、引退したらと考えずに今から精一杯楽しもうと思える内容でした。統計データやエビデンスもあり、分かりやすかった為スラスラ読めました。
    何が大切なのかを考える機会になりました。

  • ほんと、そのとおり。
    80?過ぎた人には禁酒も禁煙もすすめない、
    今までそうやって生きてきたんだもの、
    そりゃそうだわ。
    先生は1週間にかなりの日数?5日とか?
    ラーメンを食べるとか、
    びっくり。

    どうせ死ぬんだもの、

    この言葉ってなんか好きだな。
    投げやりでもなく
    諦めでもなく、不貞腐れてるわけでもなく
    死ぬことをまるっと受け入れちゃう感じ。

    逆に生きることをきちんと全うしてる気さえする、

    泣いても笑っても怒っても
    どうせ死ぬんだもん、ね、あたし
    これからも、死ぬまで付き合ってね

  • 母から面白かったって言われて読んだ本。
    病気だけじゃなく、震災とか事故とかで大変な年初めに元気をもらえた本。

    健康を気遣い、食べたいものを我慢し、飲みたいお酒を我慢しても、あるいは飲んでいてかえって気分が悪くような薬を我慢して飲んでいても、残念ながら死ぬときは死ぬ。
    家に閉じこもって楽しい会話もできず、旅行の自由も奪われ、好きなものが食べられないなら、刑務所と同じ。

    私ががん検診を受けない理由の1つは、がんを見つけたところで、ただ苦しむだけの治療受けたくないから。

    異常値と判定されても、その後ほったらかしにしておいた人が心筋梗塞にならないのに、正常値だった人が突然心筋梗塞になったりもする。それくらい、健康診断の結果と実際の健康状態がリンクしていない。

    お金があって、世界一周旅行に行きたくても、要介護になったらまず行けなくなる。行けるときに行っておかないと思い出は作れない。自分で稼いだお金。自分たちの幸せのために使うのが当たり前。それこそ豪華客船で世界一周でもいいし、温泉旅行でもいいし、おいしいものを食べに行くのでも何でも良い。自分の心を満たすためにお金を使い、思い出を残す。

    カラオケでも、カメラでも社交ダンスでも、好きなことを好きにすればいい。自分へのご褒美のつもりで憧れのポルシェを買って乗り回しても良い。

    多少わがままであっても、そんな自分を受け入れて思いっきり人生を楽しむ。それが何より、健康長寿の秘訣。

    ◯今日生きていることがすごくラッキー
    ◯死にたくないと思うほど「人生の幸福度」は下がる
    ◯いつ死ぬか分からないと思えば、生きている今を楽しまないと損
    ◯「どうせ死ぬんだから」と思えば、好きなことができるもの
    ◯お金を持っていることよりも使うことに価値がある。体が動いて頭もしっかりしてるのに、せっかく貯めたお金を使っておかないと人生を楽しめないし、心も体も老化が進むばかり。
    ◯自分で稼いだお金。自分たちの幸せのために使うのが当たり前。自分の心を満たすためにお金を使い思い出を残そう。

    ★苦しいことや、煩わしい事はできるだけらない
    ★ 自由気ままに暮らす。我慢すると、心身ともに老化が加速する。
    ★うかつに医者の言うことを信じない。治療も薬も選ぶのは自分
    ★人間関係が豊かなほど老いは遠のく。人付き合いが億劫になったらボケる。
    ★楽しいことだけを考えてとことん遊ぶ。どうせ死ぬんだから。

    【TODO】
    まじでいつ死ぬか分からないし、気をつけていても、病気になるときはなっちゃう。未来はマジでわからないから、自分の心に従ってやりたいことをやろう!行きたいところに行こう!食べたいものを食べよう!会いたい人に会いに行こう!お金は自分の幸せのために使う!今日生きていることがラッキー!人生のQOLを高めていこう。

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著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『80代から認知症はフツー』(興陽館)、『病気の壁』(興陽館)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)などがある。

「2024年 『死ぬまでひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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