AI DRIVEN AIで進化する人類の働き方

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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815619060

作品紹介・あらすじ

今、空前のAIブームが起こっています。2023年2月にマイクロソフトのBingがリリースされ、同3月にはオープンAIのChatGPT-4がリリースされました。

ほんの数ヶ月前まで、ごく一部の人々の間でしか話題になっていなかったAIが、ここへきて世の中へ一気に浸透しつつあるのはなぜでしょうか。以前のAIとの違いは、シンプルにいえば、次の2つです。
1つは、「ジェネレーティブ(生成力のある)AⅠ」であること。人間のオーダーに応じて、AIが過去の膨大なデータをとりまとめたり編集したりして、1つの成果物を生成してくれるということです。しかし、ジェネレーティブAI自体は以前から存在していたので、昨今の急激な広まりの決定的な要因ではありません。
重要になる2つめのポイントは、「人間が普段、使っている自然言語でAIに命令できるツール」が世に送り出されたことです。知名度が高まってきたChatGPTがそれにあたります。

これまでのAIは、一部の専門家やテクノロジー好きの人たちが有する「専門知識(教養)」でした。一般的には別にAIについてよく知らなくても、現状のパフォーマンスや将来性にそれほど差は出なかった。しかし、これからは違います。
自分の生産性を上げることに、AIは、いかに寄与しうるか。この点を理解し、実際に活用できるようになれば、AIはもはや「未知なるテクノロジー」ではなく、「便利なツール」です。有能な「アシスタント」「伴走者」「パートナー」と呼んでもいいでしょう。

ジェネレーティブAIは、面倒な仕事やチームワーク、マネジメントや組織のあり方を一瞬で劇的に効率化できるツールです。個人の働き方、生き方はもとより、会社組織や教育、文化などあらゆる領域に大きな影響を及ぼしていくことは間違いありません。
ならば僕たちは、ジェネレーティブAIをどのように使っていくか。

ツールとしてのジェネレーティブAIを、うまく使えるようになった人から大きく飛躍していく時代は、もう始まっています。新時代を生き抜くリテラシー、「AI DRIVEN」な働き方・生き方を習得し、活躍のチャンスを手にすることに本書を役立てていただけたら、著者としてたいへん嬉しく思います。

感想・レビュー・書評

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  • 「生成系AI」活用は人生における必須リテラシーになる。効果的活用に必須な能力は、プロンプト作成力。まずは乗り遅れないようその能力の基礎を学びたい

    #AI DRIVEN
    #AIで進化する人類の働き方
    #伊藤穰一
    23/5/30出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/43zi9sA

  • 入門書的なものを今年2冊程度読んでいただけだが、ほぼ知っている内容だった。発売時期を空けて複数読む方が新発見が多そう。タイトルが壮大な割には読みやすい。

  • 伊藤穰一さんの、AIに関する考察。これは貴重だ。AIといっても色々あるが、これを執筆しようと思ったのは、ChatGPTの存在だ。ただ、繰り返し繰り返し伊藤さんが指摘しているのは、世の中で言われている通りではあるが、間違った情報をアウトプットしてくるということだろう。会話形式だからさも本当だと思って使ってしまうと大きな間違えを起こす。だからこそ、良きパートナーとすべきではあるが、盲信してはいけない。彼のお勧めはとにかく情報収集、アイデア出し、コールレポートなどの要約に力を発揮するが、最終版としないことだ。そして、もう一つ利用されていく特徴は、検索の連続性にある。まさに、知能とは何か、ということを考える時が来ている、これが伊藤さんのメッセージだ。AIは計算機能をとことん強めていくこと、学習によるパターン分析からくる解を出す力。IAは人間の知能を発展、拡張させるもの。そして、伊藤さんが提唱するExtended Intelligenceは、まさにネットワークの中で拡張していく知能のことを指し、AIはまさにこの拡張の一つの媒介となると想定している。まさに攻殻機動隊の世界かもしれないが、現実としてネットワークの中で生きるAIとはまさにこういうことだろうと思えば、本書と全く関係ないが、攻殻機動隊を作った人たちってすごいな。。。と思う。ジェネレーティブAIには叩き台を作ってもらうことになり、映画監督、アナウンサー、会計士などは、土台となる作業をするのはAIになるだろう。そして、私個人の特性、趣味、趣向を理解していない、というかインプットしていないので、例えば美味しいお店はどこ?みたいなものには答えられない。
    我々はDJ的な仕事になるというふうに捉えている点もユニークだ。
    答えのない社会、時代に、答えを出すのではなく選択肢を提示するという新しいツール。一方で、それを勘違いすれば、お釣りの計算はChatGPTのようなジェネレーティブAIに任せる、そんな人は恐れているAIに支配される人となるであろう。
    デザインも、かなりのレベルのデザインを作ってくれるようになる。あらかた、AIに作ってもらって、そのあとでちょいちょい工夫すればオリジナルができてしまう。パッケージデザイン案もお手のものだ。
    さらに面白いのはブレストの相手にする時だろう。本当に会話をしているかのような錯覚を覚える一方で、しっかりと会話の中で言葉を定義しながら進めていくと、非常に面白い議論ができる。ユニークな情報こそが、ユニークな返答を導く鍵になるので、AIを使いこなすというよりも、AIとの付き合い方が重要だと感じられる。
    うまく使うには、まず、誰になって欲しいかを明示する、言葉使いや情報の詳細レベルを指定する、そして信用せずにチェックする。これが大事であると。AIを身近に感じる時代、この時代がやってきたということを実感する書。

  • AI、特にChatGPTを中心とするジェネレーティブAIとはなにかを分かりよく解説してくれる。
    そのAIたちが持つ社会変革の可能性の大きさを教えてくれる。併せて、それらの持つリスクについても適切な解説があ る。
    国家も会社などの組織もそして生活者である我々一人一人もAIの正しい理解と利用が必要であることを教えられる。

    始まったばかりのAI時代にまず読むべき書籍でしょう。

  • 生成AIが基礎から網羅的にまとまっている

    プロンプトエンジニアという職種が生まれている

    今後は合理性よりも面白さで
    既存の選択肢をコラージュ的に組み合わせていく

    ・会議のアジェンダ作り
    ・リスト作成(まだ不向き)

    chatGPT
    ・誰になって欲しいか明示する
    ・言葉遣いや情報の詳細度を指定する
    ・完璧を求めず自分でチェックする

  • chat GPTを使って経験した「間違った情報を出す、嘘を堂々と言う」というのは現時点のレベルだったと理解した。ただ、設計者はなぜこのような性格に作ったのかという理由も知りたかった。
    適切なアウトプットを得られるプロンプトが販売されていること、ブレストの相手にする、アウトプットに何度も構成をかけて使える内容にする、などAIを上手く使うための知恵を知ることができた。
    DAOという組織構造についても知ることができて今後注目したい。

  • 期待ほどではない。
    生成AI活用スタンスは、確認済でした。

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    配色 明るい、パステル調
    視点 正面、俯瞰
    背景 無地、森、星雲

    写真
    撮影 クローズ、遠景
    スタイル ポラロイド、モノクロ、露光長時間
    照明
    背景
    レンズ 広角、望遠、ぼかし

    先に書いたもの優先

    できない事 ひねりを加える

  • 生成AIとは何なのか?それを学ぶための本。
    AIの歴史やChatGPTのプロンプト例まで幅広く解説されている。内容は少し難しいところもあるが、AIを取り巻く環境が学べ、大変ためになった。

  • 生成Ai が何かということがわかる本
    対象は精生成AI を知りたい、生成 AI の全体像を分かりたい。

    もう少し言えばAI 自体や AI を取り巻く環境を知りたい人向け。


    もしかしたら話口調での作成なのかもしれないし、出版を急いだのかもしれない。
    所々書き方がよくわからないものもあった。ただ、全体像としては理解がしやすいとは思う。

  • ツールをうまく使うことが大事。子どもへの教育、部下の管理、仕事のやり方などかたくさん詰まった本です。

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著者プロフィール



「2023年 『AI DRIVEN』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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