- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815619206
作品紹介・あらすじ
日本はなぜ、
ここまで息苦しいのか?
日本人は、なぜこれほどまでに「同調圧力」に弱いのか? 私たちの心と行動から自由を奪う「見えない力」をさまざまな角度から分析し、その構造を読み解き、正体を浮かび上がらせる、現代人必読の書。
感想・レビュー・書評
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「自分は自分」な僕だが、コロナ禍のマスクのように、ある程度は社会の行動と同調はする。「同調圧力」が生まれる背景と圧力に押しつぶされないには、を考えるために読みたい
#この国の同調圧力
#山崎雅弘
23/7/6出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3XCW22E -
ゆっくり読んだので時間がかかってしまった。
子供の頃から同調圧力には、逆らっているタイプだったけれど、大人になると上手く立ち回れるようになったかな。 少数派を多数派に取り込む空気を出すのも、誰かを排除して、集団が堅固になるのもどちらも同調圧力だなぁ。
世界によって、自分が変えられないように、自分のぶれない「芯」を持ち、それを信じつつも柔軟性を持って生きたい。 -
同調圧力の歴史やメカニズムを知ることができました。同調圧力の雰囲気により、自分が壊されないよう、考え行動していきたいと思いました。嫌なことを知ることは、考え方や工夫次第で自分を守る術にもなることを改めて感じました。
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同調圧力について,大変コンパクトにかつ卑近な例えから,歴史的な大きな同調圧力について広範に網羅されていて,誰もが気楽に手に取れる良書だと思いました.
「個人主義」が「お互いを尊重し,個人として認め合う」と言うことをもう少し色んなところで強調してもらうとより読者には(特に,今まで政治や社会について考えたことが少ない方には)伝わりやすかったかなぁと思います. -
●みんなも我慢しているんだから、お前も我慢しろ。という教師。論理的ではない。内申書に対する恐れ。
●2014年に設置された内閣人事局により、官僚の忖度が発生。
●多数決は民主的手法ですが、暗黙の多数決は違う。その空気は、民主的とは正反対の存在。責任がない。
●1977空気の研究。日本で物事の決定が下される経過には、論理的で説明可能なものと、非論理的なものの2種類ある。会議後の飲み屋でのフリートークでの結論は別になる。
●同調圧力は日本だけの現象ではないのに。ピアプレッシャー。それらの圧力に抗う力、勇気があるか無いか。
●全体主義。そうした方が「国家としての力」が強くなると国民自身も考えた。しかし間違った方向に進んだ時には反対意見が起こらないので転落する。
●個人の自由より、全体の秩序を好む。 -
女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000067069
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なるほど、とは思うんだけど‥‥
本を読んでいるだけで苦しくなってしまう。同調圧力にはもううんざりなんだな。 -
なるほどと思わせる本でした。
特に特攻の中で「多くの若者を「特攻」という軍の命令による組織的な体当たり攻撃で死に追い込んだ真の原因は「戦争をしたこと」ではなく、そうせざるを得ない「空気」で若者を包み込み、自発的という体裁でそれを選ばせた、当時の同調圧力だったのです。」との記述は、まさにそのとおりだと思いました。
悲しいかな日本人って……を、考えさせられた本でした。