- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815621261
作品紹介・あらすじ
X(旧Twitter)で人気の「ラテン語さん」初著書。世界史、政治、宗教、科学、現代、日本……。あらゆる方面に思いがけずひそんでいるラテン語の数々。ラテン語は死語ではなく、知への扉だ!!ヤマザキマリさん推薦&巻末特別対談!!「ラテン語は、まさに時空を駆け抜け続ける言葉。そこにいるあなたも、無意識にラテン語を使っているのをご存知ですか? 時空を超えて生き続けるラテン語の魅力と発見が炸裂する一冊」よく耳にするあの企業の名前から、有名な歴史上のあの人物の名言まで。語学、ラテン語の知識ゼロから読めるラテン語雑学本。
感想・レビュー・書評
-
コメント0件をすべて表示
-
伊達政宗は“だて”ではなく“いだて”だった? インフルエンザとインフルエンサーが似た言葉なのは同じラテン語influentiaを語源にしてるから? 身近な言葉に影響を与えてるラテン語の存在を知れる1冊でした!
-
本当に言語は面白い
-
ヨーロッパ言語の母たるラテン語。ギリシャ語よりも現代のヨーロッパ語の類似性があるような気がしますね。英語や仏語、そしてもちろん伊語もすっごくラテン語から来てるもの多いし、言葉の歴史、意味の発展、発想の繋がりが分かり面白いですね。ギリシャ語に対するラテン語、そして漢語に対する和語、この対比もなるほどでした。言葉の雑学集でもあり、言葉への知的好奇心が湧いてくる一冊でした。
-
完全なる趣味の世界だけど,面白かった〜
大学時代,解剖学で初め触れたラテン語の響きに魅了され,中途半端ながらずっと愛着を持って来た言語.もっと汎用性の高い言語ならもっと気合い入れて学んだのに…と言う言い訳に真っ向からバツをつけてくる感じが楽しい!でも…やっぱり古語である事に違いはないと思う…ラテン語でコミュニケーションはやっぱり普通じゃないと思う(笑)
それでもやっぱりラテン語の響きには魅了されるのであって今後も中半端に,ヌルく愛好家を続けていくんだろうなぁと思う…英語の勉強も再開したし,ついでにラテン語ももう少し深めようかな?その前にドイツ語…あーどうしよう⁉️ -
著者曰く、ラテン語は今の世界にも生きている。
「え?」と思うが…
ハリー・ポッターの呪文の中に。
商標や校章の中に。
日本の町中にある施設の名前の中に。
天体や動植物の学名として。
そして、もちろん(古いフランス語から来た)英単語の中に生き残っている。
正直、そのレベルはだいたい推測ができていたが、ラテン語でニュースを発信していた人もいると聞いてびっくりだ。
世間の、「ラテン語は死語だから学ぶ必要はない」という見方に、一石を投じる一冊だ。
本書はそれ以外にも、ラテン語が読めると、古代から近世まで、さまざまな文献にアクセスできる利点もアピールしている。
マグナカルタ、ニュートンの「プリンキピア」、ルターの「九十五か条の論題」、マルコ・ポーロ「東方見聞録」などなど。
筆者をガイドに、ちょっとずついろんな文献をのぞき見できるのは楽しかった。
筆者は若くしてこの道を究めた人のようだ。
雑学に触れて、鵜呑みにするのは危険で、原典を当たる必要があるとのご意見は、まことにその通り。
ただ、申し訳ないことだが、自分など、本書をある種雑学本として読んでしまったことも付け加えておく。
たくさんの題材をいろいろ並べていくことによって、どうしても何かを論証したりするような本の構成にはなりえない。
すると、どうしても一つ一つのエピソードを、「へえ、面白いな」と見るしかなくなってきてしまう。
とはいえ、やはりsayamamamylos kawaii(河合雅雄さんにちなんで名づけられた白亜紀の哺乳動物)の話なんて極上のネタだ。
insulinの語源となるラテン語は「insula」(島)で、これは膵臓のランゲルハンス島近くから分泌されることに由来する命名だとの話も、「ああ、たしかに半島はpeninsulaだったなあ」と思い出しながら納得できたりした。
「難しい」とされるラテン語、読みは比較的簡単だということも本書で知った。
この本をきっかけに、学んでみようと思う人が必ずいるだろうなあ、と思われる。 -
ラテン語なんて聞いたこともない、と思っていたけれど 実は身の回りにたくさん使われていることにビックリ。ローマ帝国の時代にラテン語が出てくるのは想定内だったけれど、現代でも商品名や紋章などなど、いろいろ使われているようだ。漫画やゲームにも使われているなんて、知らなかった。面白かった。
-
3月2日 王様のブランチ
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50347935 -
ある時ふと思いったってラテン語の勉強を始めたのだが,記憶力が低下した歳にはかなり難しいことが分かった。固有名詞も格変化するのが驚きだった。
この本を読んで再度挑戦する意欲が湧いてきた。
SNSで知って図書館に予約,2ヶ月位待って入手。
DL版ではなくて紙版。 -
ラテン語語源の言葉がどれだけ世間に、浸透していることか。
英語からの語源だけでない深い深い教養。
様々な石碑他、ラテン語は現代でもまだまだたくさん。