- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815804534
感想・レビュー・書評
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「科学的思考」のレッスン―学校で教えてくれないサイエンス
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疑似科学入門がおもしろかったのでこれも読んでみた
疑似科学は歴史的にも論争があったものが多く
宗教的な問題で進化論の攻防が問題だった時期があったようだ
当時の進化論はいまでもどうかと思う点があるものの
いろいろな疑似科学(的な?)ものの例があげてある
自分は統計が苦手なこともありベイズがでてきたりで
やになってしまった
統計のうわつらだけでなくじっくりと勉強するのもいいかも
気力があるときにもういちど読んでみたい -
科学的思考というものを歴史を踏まえつつ要素に分解して説明した入門向け良書。他人の批判、自分への言い訳の妥当性基準にも応用できるはずで、すべての人に読んでもらいたい。
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M.ガードナーやカール・セーガンとは異なるアプローチのスケプティクス本。
論理学と倫理学から、詰めてゆく本です。
論理選択方法を列挙し「さ、結論はあなたがどうぞ」な纏めかたなので“決め打ち大好き1行トリビア”派には不向き。
今回期せずして伊勢田さんの本を2冊続けて読みましたが、初心者向けの説明がとても丁寧です。期待効用の説明文などもすんなり入れます。
余談ですがリンク先Amazonのユーザーレビュー内「これは、巧妙な政治的著書である」がナナメ上でちょっと笑えます。 -
良い本
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科学のありかたと考え方について書かれた本。
第1章は推論の方法が書かれており、
私が読んだ本の中で、
帰納と演繹について1番わかりやすく書かれた本。
第5章の統計についての考え方は、
統計を用いるすべての研究に言える事である。
半年以上前に読んだ本なので、
記憶がアイマイかも。
【キーワード】
帰納、演繹、反証、論理、通訳不可能性、
科学、科学社会学、科学哲学、相対主義
伊勢田哲治、内井惣七、カール・ポパー -
また読まないとね。難しいけど良書。
科学=妥当性・単純性・汎用性
成績はけっきょく良でした。
パラダイム論が好きです。
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「はじめに」のところで、科学自体を検証するための方法を紹介しているところが秀逸。論理学・・・とか、わすれちゃった。
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科学の線引きをテーマにした一冊。
普段何気なく科学と認知しているものでも、どうしてそれが科学と呼べるのか。そもそも「科学」とは何か。 -
哲学書のわりにやけに売れたというカヴァの素敵な一冊。全般的にカヴァに力がはいっているというのは内容に期待が持てるのだ。「進化論vs.創造論」から始まり「占星術」「錬金術」「超心理学」「代替医療」などの科学性に言及しており非常にためになります。否定的な証明を遂行することのほうが肯定的な証明を遂行することよりも格段に難しいものなのねということがひしひしと感じられたりして、この手の線引き問題には学問的な態度とはどういうものか、あるいはそういった態度はいかにして形成したらよいのかということを考えさせられるのでした。冬の夜長に月を見上げつつ炬燵で蜜柑でも食しながら悩みたいものですねという楽しい一冊。