養護教諭の社会学-学校文化・ジェンダー・同化-

  • 名古屋大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815807719

作品紹介・あらすじ

「保健の先生」はくるしい。それはなぜ?性暴力にあった生徒の問題に向き合わざるをえなくなった著者が、養護教諭の「無力さ」の由来を徹底的に探究した果てに、たどりついた答えとは。次世代にむけたあり方の再定義へといたる希望の書。

感想・レビュー・書評

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  • 教育
    ジェンダー

  • 「養護教諭である私はなぜこんなにも無力なのか」という問いを、徹底的に探究。養護教諭のあり方の再定義へといたる希望の書。OPAC → http://t.co/FTzNIrP2Fc

  • 朝日の書評で見て。養護教諭は、「学校のお嫁さん」と呼ばれていたと。その養護教諭について「同化」「ジェンダー」「学校文化」という観点から見る。生徒の身体の健康を見ていた時代から、心身の健康をケアし、性暴力にどのように対応しているのかを明らかにする。養護教諭に知り合いがいるが、彼女も生徒とどう向き合うかとともに、担任などの他の先生、両親とどのように向き合うかなど考え、苦労も多いと聞く。この本は、もともと論文として書かれたものなので、難しく書かれている。次作では、一般の人に、養護教諭の意義、苦労がわかるような本を書いてほしい。

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著者プロフィール

すぎむらなおみ
1965年うまれ
大阪教育大学教育学部卒業後、高等学校で養護教諭として勤務しています。
それなのに、わたしは「学校」が苦手です。でも、生徒のみんなといっしょにいたくて、学校はやめなかった。
勉強すれば、この苦しさからのがれられるかと…定時制高校在任中には、名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程にもかよっていました。(笑)
「こんな世の中になってほしい」という願いをこめて、養護教諭のなかまたちとつくった本に、すぎむらなおみ+「しーとん」『発達障害チェックシートできました-がっこうの まいにちを ゆらす・ずらす・つくる』(生活書院、2010年)があります。
「だれもが、のびのびできる場所」そんな場所が、世の中にたくさんふえますように。

「2011年 『エッチのまわりにあるもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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