時間論: 絵と文章でわかりやすい (図解雑学)

著者 : 二間瀬敏史

• ナツメ社 (2001年7月1日発売)

作品紹介・あらすじ

本書は、時間はなぜ過去から未来に流れるのかという「時間の矢」の話を中心に、「熱力学と時間の関係」「重力と時間の関係」「宇宙と時間の関係」「タイムマシン」などを取り上げて、時間の正体に迫ります。

感想・レビュー・書評

[黒猫嬢さんの感想 · 2020年1月31日]

　｢生物学的時間｣や｢哲学的時間｣についても触れられていますが、メインは｢物理学的時間｣に関する事柄について書かれています。172〜173Pの｢宇宙膨張と低エントロピー状態｣で地球温暖化について書かれていたのが良かったです。タイムマシンの本ですが、福江純氏の『図解雑学 タイムマシン』の方が、｢時間論｣の本としても良く出来ているし、面白いのでそちらをお薦めします。

[kairashさんの感想 · 2017年5月6日]

前に読んだ宇宙の始まり、そしてその終わりの方が読み物としてよかった。時間についてこんな世界があると触りだけ紹介する本としては良本。

[とりももさんの感想 · 2015年6月21日]

物理学はチンプンカンプンでも、興味惹かれる「時間」。
んー、やっぱり謎。

[46nucoさんの感想 · 2011年11月25日]

特殊相対性理論をちょっと調べたくて読んでいたが、時間の矢の話から宇宙創造の話までの話に。哲学的な内容も出てきて、自分には難解で途中から流し気味に。面白いことは確かなのだけど。

[89readersさんの感想 · 2010年12月1日]

相対性理論の解説と宇宙と重力についてが主。ワームホールとタイムマシンについてや、超ひも理論についてオマケな感じで乗っていた。間隔的にわかる所とイメージつかない所があるのは物理の素養の問題かも。時間って何？というのに答えるのはえらく時間がかかるものなのですな。

[sakuraさんの感想 · 2009年5月25日]

時間の流れ、超ヒモ理論、M理論と宇宙について図解を使い、
分かりやすく解説

専門に勉強していなくても読める

[Ｊａｍ さんの感想 · 2008年9月9日]

わかりやすい。

[ウィル・ハンティングさんの感想 · 2006年2月17日]

ところどころ難しい内容があるんだけどタイムマシーンの造り方っていう謎が解けます。

著者プロフィール

1953年，北海道札幌市生まれ、1976年,京都大学理学部卒業。英・ウェールズ大学カーディフ校博士課程修了,PhD）,マックス・ブランク天体物理学研究所、米・ワシントン大学研究員などを経て、弘前大学助教授、同教授。東北大学大学院理学研究所教授、2016年から京都産業大学教授、東北大学名誉教授。
専攻：一般相対性理論・宇宙論。　
主な著書『宇宙物理学』（朝倉書店）、『シリーズ現代の天文学３宇宙論Ⅱ』（共著、日本評論社）、『ブラックホールに近づいたらどうなるか？』（さくら舎）など多数。翻訳『シュッツ相対論入門』（共訳、丸善出版）など

「2017年 『宇宙を見た人たち 現代天文学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」