図解雑学 中国

  • ナツメ社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784816337901

作品紹介・あらすじ

日本という国、あるいは民族に対し、大きな影響を与えてきた中国。その中国が今、変わろうとしている。WTO加盟により、ますます注目を浴びることになった中国経済・ビジネス環境をはじめ、政治体制や人々の生活までもが劇的に変化しているのである。本書は、経済、ビジネス、政治、歴史、文化、人々のくらし、そして日中関係など、さまざまな角度から中国という国の本当の姿に迫る一冊。躍動する13億人に今、何が起こっているのか、そして、これから世界において中国がどのような地位を占めることになるのか、隣国に住む我々が、偏りなく、正確に知っておきたい内容をわかりやすく解説した。

感想・レビュー・書評

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  • ▼「アジア政治社会論ⅠB」の補助テキストとして通読。ナツメ社による図解雑学シリーズにそぐわず分厚い外観には一瞬戸惑いを覚えたが、その分内容は概説書として十分なものであったと思う。現代の中国を知るという上では、本書第5章の「歴史」や第6章「文化」などは割愛して読み進めても良いだろう(が、「考える」というのならば、じっくりと通読する方がより真摯である)。
    ▼初版が2004年ということで、G2やそれに伴う人民元の切り上げはおろか北京オリンピックさえ「未来」の話となっているが、その点を差し引いてもなお、気軽に手に取れる概説書としては優良である(もちろん、改訂版は待ち遠しいところだが)。
    ▼共産党の一党独裁がいつ終わるのか。そのような議論は長らく続けられてきた。確かに、体制の維持[regime security]だけを考えるとすれば内発的要因によって「崩壊する」可能性はあるのかもしれない。だが、それが国家の安定[national security]に適っているとすれば、そう簡単にその動きは起こらないであろう(つまり、ある程度の経済成長が続く限り、その疑似・政権交代さえ継続すればある程度の不満は解消され続けることになろう)。
    ▼自由主義市場経済よりも、社会資本主義ないし修正資本主義の方がはるかに社会的安定をもたらし得る――もしかすると、そんな「皮肉な」結末が今後の中国で証明されていくのかもしれない。

  • ゼミで中国を取り扱っていたので、基本的なことを一通り浅くでいいので知るために読んだ本。
    図やイラストがあるおかげでとっつきやすいし、幅広いテーマについて書いてある。

  • 大学の講義で使用。

    "今"の中国についていろいろ理解が深まる1冊です。隣国について分かってるようで分かってないことを痛感しました。

  • 中国のことを幅広く書いている。
    でも面白みはない。

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著者プロフィール

早稲田大学教授

「2018年 『中国時代劇で学ぶ中国の歴史 2019年版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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