ジェンダ-: 図解雑学 絵と文章でわかりやすい!

著者 : 加藤秀一

• ナツメ社 (2005年3月1日発売)

作品紹介・あらすじ

「社会的に作り出された男女の違い」を意味するジェンダーという概念は、1970年頃から登場し、現在ではマスメディアや行政の場で広く使われている。しかしその概念を正確にとらえるためには、ふだん私たちが拠り所としている「常識」の中に潜む矛盾や思い込みに気づき、それらを打ち破っていく必要がある。本書は、客観的なデータと最新の科学的知見に基づき、個人の生き方、恋愛、結婚、家族、社会などのあらゆる場面と深く関わるジェンダーの意味、その周辺に存在する問題に迫る。

感想・レビュー・書評

[金城学院大学図書館さんの感想 · 2022年6月2日]

【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/

[一橋大学附属図書館(小展示)さんの感想 · 2022年1月31日]

■一橋大学所在情報（HERMES-catalogへのリンク）
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000082182

[ぽんきちさんの感想 · 2021年1月6日]

ジェンダー論を勉強するにあたって、最初に読んだのがこの本でよかった！ジェンダー論の内容を網羅的に扱っており、また初心者にも分かりやすい易しい言葉で書いている。
加藤秀一さんの論ずるジェンダー論は冷静でありながら的確に問題を指摘していて、とても好き。
Twitterでフェミニズムに関する議論がよく巻き起こるが、フェミニスト側もそれに反抗する側も、このような本で一度ジェンダー論の大枠を掴んで見るのはどうだろうか。

[yg3さんの感想 · 2020年6月15日]

図解という形で平易な文章で解説されながらもしっかり根拠文献を引用しているあたりは学術的にも価値高い一冊だと思う。

[はるぽんぽんさんの感想 · 2020年3月26日]

8年前の内容なので、今とは多少違うけれど、まだよりジェンダーによる役割分担では変わり切れてない2020年を感じました。新しいデータを見てみたいです。

[muelibraryさんの感想 · 2019年11月14日]

宮教大OPAC
https://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/opac/volume/317833

[ushijima1974さんの感想 · 2016年6月29日]

非常に分かりやすいジェンダー入門書。性の多様性を、具体的に知ることができました。

[christhomasさんの感想 · 2016年2月8日]

かなり詳しい。LGBTの情報を求めて買ったけどそれ以外の賃金格差とか差別とかそういうところまで幅広く書いてあった　でもLGBTに関しては分かってることばかりだったからもういいかな

[nuhwlibさんの感想 · 2015年7月6日]

367.1-ジエ 　300143450

[hiromiyanaseさんの感想 · 2014年6月11日]

子どもが出来、ついつい「女らしい」「男らしい」という単語が出てきてしまう。
乗り越えなければいけないなと、頭でわかっていても
やはり今まで社会で生きてきて、染み付いた規範やジェンダーに対する態度は、すぐ変わらない。
でも、それに気づいているのと気づいていないのでは違うと信じたい。
－－－
同性愛カップルを特集したＴＶ番組をみて、「時代の流れだね」などと仲良く話している夫婦も、自分の娘や息子が同性愛者だと知ったら「時代の流れだね」とは言わないのではないだろうか。
「私の快適さを損なうかどうか」が、現代日本の「リベラル」な人が持つ、性的マイノリティへの寛容の基準だといえよう。P164

著者プロフィール

明治学院大学教授

「2017年 『はじめてのジェンダー論』 で使われていた紹介文から引用しています。」