はじめて学ぶUML 第2版

著者 :
  • ナツメ社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784816342073

感想・レビュー・書評

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  • # 書評☆4 はじめて学ぶUML 第2版 | UMTP試験L1対策教科書としても利用可能でいろんなところで評判のUML2.0の教科書

    ## 概要
    UMLの入門本となっている。2019-04に現場で納品資料としてユースケース図,クラス図,シーケンス図を要求され,必要に迫られてPlantUMLでUMLを書いていた。しかし,UMLをきちんと勉強したことがなく,書き方があっているのか自信がなかった。そこで,UMLの入門としてこの本を購入した。

    この本はいろんなところでUMLの入門本として推薦されている。具体的には,以下の3サイトで推薦されていた。

    * [UML関連 おすすめの書籍](https://www.sparxsystems.jp/uml_books.htm)
    * [現場で活かせる 組込みソフト推薦図書セミナー| 組込みシステム産業振興機構](http://www.kansai-kumikomi.net/ptraining/op02.html)
    * [現場のプロが「これ、推薦します!」 | Think IT(シンクイット)](https://thinkit.co.jp/article/49/2?page=0%2C1)

    出版が2007年とそれなりに古く,UML 1.0の情報まで書かれている。そのため,若干内容が古いようにも感じた。

    しかし,UML 2.0までのUMLに関して一通り書かれている。表紙にマークがあるように,UMTPに準拠しており,そのままUMTP L1試験 (UMLモデリング技能認定試験L1) の教科書としても利用可能だ。

    実際,教科書としてこの本で勉強して,問題集「[徹底攻略UMLモデリング技能認定試験問題集 L1(T1/T2) 対応](https://senooken.jp/blog/2019/08/21/)」を使って合格できた。

    詳細な受験報告は「[UMLモデリング技能認定検定L1受験報告 | 設計に必要なUMLモデリングの基礎は技術者として必要](https://senooken.jp/blog/2019/08/23/)」にも記している。

    試験対策本としては,Chapter 9 開発プロセスが試験の出題とやや内容が違うくらいで,その他はだいたい一致していた。問題集でわからないことがあれば,この本を見ればだいたい分かるだろう。

    入門書籍としては,この本の他に,オージス総研の「その場でつかえるしっかり学べるUML2.0」というのもある。実は,こちらの本も購入したのだが,試験勉強の都合で本書に絞って参照したので,受験勉強中には参照しなかった。

    比較のために,目次をみてみたのだが,こちらのほうがページ数が多く,UML 1.0の古い書き方が省略されており,そして開発プロセスについても書かれているなど,こちらをメインの教科書に使えばよかったなと若干後悔してしまった。

    本書では解説が少ないパッケージ図やオブジェクト図についても解説があるので,やはりオージス総研の「その場でつかえるしっかり学べるUML2.0」のほうがよかったかもしれない。

    ただ,あまり使わないパッケージ図やオブジェクト図のような余計なことがあまり書いていないというシンプルさでは,本書も悪くはないかもしれない。

    ## 結論
    UMLの入門本として評判が高く,そしてUMTP L1試験の対策教科書としても利用可能で,実際UMLを一通り解説されている。悪くないUMLの入門本だった。

    ただし,あらためて購入するならば,網羅性からオージス総研の「その場でつかえるしっかり学べるUML2.0」のほうがよかった。ただ,これはUMLについて知識が身についたから判断できるのであって,UMLの知識がないならば,何でもいいから入門書を1冊きちんと読んで知識を身につけるのが大事だろう。

    どちらの本にしても,絶版で中古本を当たるしかないので,入手しやすいほうを買うのが良いだろう。

    パーマリンク: https://senooken.jp/blog/2019/08/22/

  • この本はUML図の書き方に関する入門本で、UML図でどのような種類のものがあるか、その書き方のルールはどんなものかについて図解でわかりやすく解説してくれた。
    一方、この本は入門書なので、どのような時にどのUML図を使うべきかなどのノウハウ本ではない。よりUMLを使いこなすためには別の書籍をあたるのが良い。

  • この手の本は1冊でも読んでおいたほうがいいと思います

  • 入社後の新人教育で読んだ本。
    ユースケースや、シーケンス図などを解説してくれます。

  • 【図書館報「みずもと」第27号(2008)による紹介】

    ソフトウェアシステムをそのままソースコードだけで理解するのはレベルの高いプロにとっても大変困難な仕事です。大きなソフトウェアシステムの理解を助けるにはソフトウェアシステムを図で表すことが必要です。ソフトウェアを表現する図を共通化したのがUMLです。
    この本にはUMLとは何かということが大変わかりやすく書いてあります.UMLを理解したい初心者に特にお勧めなのがこの本です.
    ソフトウェアを設計することを仕事にしようとするひとは是非読んでみてください。

    大鎌広先生

    図書館の所蔵状況はこちらから確認できます!
    http://mcatalog.lib.muroran-it.ac.jp/webopac/TW00327596

  • UMLっていう言葉を、初めて聞いた人向けの本。
    UMLの試験は、少し難しすぎるので、この本だけでは網羅できていないと思われます。
    UMLの試験を受けたときには、問題を解きまくりましたが、本は全く参考にせずに、正解だけを覚えるようにしました。
    その後、実際にUMLを使うようになって、入門書と試験のどちらに書いてあることも、利用していません。
    自分の仕事では、狭く、深く利用するためなのかもしれません。
    UMLの入門にはよいが、仕事で必要なことが書かれているわけではないことを留意するとよいかもしれません。

  • UMLの基礎知識が載っている本。やや詳細にUMLについて述べている・・・気がする。

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