- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784816347412
作品紹介・あらすじ
数学と物理学を駆使して渋滞の謎に迫り、渋滞にかかわる具体的な問題とその対処方法を詳しく解説。渋滞学に関する理論のはじめての入門書。後半では、高速道路、交差点、都市部の渋滞、電車、バス、航空機、エレベーター、エスカレーター、群衆、出口への退出、障害物効果、行列、アリの行列、分子モーター、インターネット、トヨタ生産方式、経営と在庫、仕事、伝染病、噂など、様々な渋滞を具体的に見ている。
感想・レビュー・書評
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意外と物理や数学の数式や専門用語が出てきて読み切れなかった。
サグで速度を落とさない
前の車両と間隔を開ける
前に渋滞があるときには70km/hで走るなど詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1205円購入2009-09-24
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http://ac.nikkeibp.co.jp/is/2010/日経BPイノベーションサミット2010で見つける。2010年6月29日
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人や車や物の流れをモデル化して数理的に扱って一定の理論を得る,っていうのはとてもまっとうなやり方だし,それが丁寧に解説されてはいるけど,江戸しぐさが出てきゃうのは台無し感ある。
数理科学の考え方を広く一般に普及させたいという姿勢は分かるんだけど,その手段としていかにも怪しげな江戸しぐさみたいのを東大教授が無批判に“利用”してしまうのは,脇が甘いとしか…。
8年ほど前の本なので江戸しぐさの援用は撤回済みかと思ったけど,そうでもないようですね↓
"西成:江戸時代では、狭い道を通りすぎるとき「傘かしげ」という風習がありました。…同じく「肩ひき」という風習もあって…こういった人を気遣う所作を「江戸しぐさ」といって、大人が子供に教えるたしなみだったんですよ"
http://www.mujicology.jp/taidan/lilico/02/ -
前半は、渋滞現象を解析するための数学上のビルディングブロックの解説で、それなりに数学の知識がないとわからない。後半は、その知識をふまえた、いろんな渋滞現象への適用事例。著者の「渋滞」関連著作の中では最後の方のもの(ですよね??)なので、よくまとまっています。数学的に渋滞現象を扱ってみたい人は、まずこれから読んでみるといいのでは。
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読んで良かった。なんとなくな理解なんだけど、解析のツールとしてどんな感じでアプローチしているのかが分かって良かった。
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渋滞学の全体像を見渡せる良書。
4章構成となっており、1章では交通渋滞を始め、様々な渋滞とその原因としてあげられるものを挙げている。
2.3章では、それぞれ渋滞理論の基本と応用を紹介している。基本としては、セルオートマン、確率確定、流体力学の3理論、応用としては、待ち行列、流体、追従、セルオートマンを説明している。
4章では、さまざまな渋滞を理論をもって解き明かし、その解決策を示している。なかなか触れない世界なので、読んでいても面白い。 -
渋滞というものを数学的に説明できるというのが面白い!
渋滞が後方に伝搬することや,相転移現象であることなど,奥が深くて難しいけど,興味深い.
重要なことは,詰め過ぎないで少し余裕があった方が結果的に早くなるということ!
生物では,こういうことができているけど,人間はなかなかできないですね…