統計のはなし: 基礎・応用・娯楽 (Best selected business books)

著者 : 大村平

• 日科技連出版社 (2002年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[無さんの感想 · 2024年4月4日]

内容はいいはずなのだが、「,」「.」を多用する句読点やくだけすぎた日本語で逆に読みづらい。第1版が69年と相当前の書物であることも手伝ってさすがに時代に即していない感があった。

[kappappa14さんの感想 · 2021年9月3日]

読み物だね。とっかかりの1冊目だったら良いかも。
50年前にこれだけ読みやすく書かれた本があったんだから、統計界隈は（機械学習界隈と比べると）歴史を感じる。

それが評価を下げる理由ではないけど、所々、男女の固定イメージに50年前の本らしさを感じさせる。。苦笑

[gslibさんの感想 · 2021年3月17日]

請求記号：WA950-OMU
https://opac.iuhw.ac.jp/Akasaka/opac/Holding_list?rgtn=2M020296

＜高橋泰先生コメント＞
統計学というか学問の本質をこの本以上にわかりやすく書かれた本に、これまで出会ったことがない。みじかな話から始まり、スイスイ読み進めるうちに、平均や標準偏差の本質が自然と理解できるようになる、大村先生の執筆力に感心しながら統計学を学んだ感動を今でもよく覚えている。私の学問スタイルやものごとを説明する文章を書くときの姿勢に大きな影響を与えた一冊である。

＜BOOKデータ＞
統計学の基礎的な考え方は、足し算や引き算と同じ程度に社会人として必須の素養といえます。本書は、ベスト＆ロングセラー「統計のはなし」の改訂版です。ビジネスマンや学生、一般の方にも興味をもって読んでいただける入門書でありながら、案外、実務でも利用されています。 出版後30年を経たので、現状にそぐわない用語・人名・統計値・比喩などを書き改めました。娯楽編の野球や競馬の例は、全面的に改訂しています。

[しょうちゃん堂さんの感想 · 2021年1月31日]

gacco「統計の入門」(京都大学国際高等教育院附属データ科学イノベーション教育研究センター)参考図書 https://lms.gacco.org/courses/course-v1:gacco+ga150+2021_01/about

[K→Tさんの感想 · 2019年5月17日]

★前に読んだ『今日から使える統計解析』とほぼ同じだが、こちらの方が話は楽しい。9章の信頼性工学や娯楽編は独特の内容だった。

★とても良い本だが古くなってしまった。240Pのホールソートカードの話などは歴史を感じる。

[うまばくさんの感想 · 2019年2月2日]

つねづね競馬は穴狙いじゃないと勝ち目ないと思っていたのですが、この本を読んで確信しました！安定したショボ負けよりも不安定ながらも勝ちのある勝負のほうがいい！

[ほんだなさんの感想 · 2018年11月20日]

ちゃんと数学、学びなおしたいなぁ。。。

[gouki9999さんの感想 · 2016年11月20日]

統計学のはなし
統計学の入門書。
とはいっても、公式集や基本問題集といった教科書的なつくりにはなっていない。
難しい数学の概念や公式をわかりやすい例えばなしや会話口調で説明。
非常に有名なシリーズのようなで統計のみならず、数学の様々な分野でだされており、レビューなどを見ても非常に高評価。

 なぜそのような概念ができたのか
 その概念の意味は何なのか
 公式はなぜそのような結果になるのか
といったことが語り口調で語られており、非常にわかりやすい

とくに推定や検定のあたりになると難しくなり、統計学を挫折してしまうことが多い。
概念を理解するのはこの本や「統計学を丸裸にする」を読んでおけば十分だろう。

ただし、問題集ではないので、必要な量は各自補う必要がある。

[seirosobaさんの感想 · 2013年12月22日]

統計学の入門書として最適。特に初学者が意味をつかみにくい統計的検定の部分が非常にわかりやすく書かれている。扱われている例は少ないが、その一つの例について丁寧な記述で、数式等も省かずに記述してある。

統計学はその内側にある数学がブラックボックス化しやすく、それが統計を上辺だけでしか理解したつもりになるという状況を引き起こしている。

したがって本書のような、やさしいけれどもきちんと数式を追った記述がある本というのは貴重であると考える。

[shinesparkさんの感想 · 2013年1月7日]

初級ながら、基本から応用(検定を含む、統計の信頼度調査方法)まで解説した良書でした。シリーズとして他にも何冊かあるようですが、統計を学ぶ最初のステップとして。

著者プロフィール

1930年　秋田県に生まれる
1953年　東京工業大学機械工学科卒業
防衛庁空幕技術部長、航空実験団司令、 西部航空方面隊司令官、航空幕僚長を歴任
1987年　退官。その後、防衛庁技術研究本部技術顧問、お茶の水女子大非常勤講師、日本電気株式会社顧問
2021年　逝去

「2022年 『統計のはなし【第3版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」