カサンドラ ヴィクトリア朝の理想的女性像への反逆 (ナイチンゲール生誕200年記念出版)

  • 日本看護協会出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784818023086

作品紹介・あらすじ

誰もが知るクリミアの英雄、ナイチンゲール。しかしクリミア以前の彼女は、上流階級の娘の役割とされた〈家庭の天使〉であることを強要され、自己実現できる場も時間ももてないことに絶望していました。本書は、「女性」の視点から、当時の上流・中産階級の女性たちに共通する苦悩を吐露し、社会慣習を痛烈に批判した、現代のフェミニズムにも通じる異色の小品です。


【主な内容】
●カサンドラ ……フローレンス・ナイチンゲール
●[作品解説]「カサンドラ」のヴィジョン ……木村正子
●フローレンス・ナイチンゲールが抱いたフェミニストとしての不満─女性、宗教、そして『思索への示唆』……エレイン・ショウォルター
●「カサンドラ」──ナイチンゲールとフェミニズム……宮子あずさ

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

イギリスの富裕層の令嬢として両親の新婚旅行先のフィレンツェで生まれ、当地の英語読みである「フローレンス」と名づけられる。1854年、クリミア戦争のさなか、看護婦として従軍。野戦病院の総責任者として、衛生環境改善、病院内のシステム改革に手腕を発揮した。戦争終結後イギリスに戻り、ナイチンゲール看護学校の設立をはじめ精力的に活動し、近代看護の祖と呼ばれる。また数多くの著作を遺し、看護する者の心得を説いた『看護覚え書き』はいまも看護師のあいだでバイブルとして読み継がれている。

「2019年 『Truth』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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