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- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784818814349
作品紹介・あらすじ
今日の世界では、自由にせよ幸福にせよ私的な問題とされがちである。私化された諸問題を政治的な力へ変えること、即ち公的問題へと移転可能にするため論争的考察。
感想・レビュー・書評
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公的な問題と私的問題との間に適切な架け橋がないことを問題にしています。私的な問題を公的な問題へと置きかえるような、また逆に、私的な問題の中に公的な問題を識別しその市を正確に突き止めるような、容易で明白な方法が存在しないかぎり、社会には集団的な無気力が支配するとバウマンはいいます。
現代の苦悩と苦痛は、断片化され、分散され、ばらばらになっている。しかも、それらが生み出す異議もそうなっている。異議の分散、すなわち、異議を凝縮し、それを共通の大義につなぎとめ、それを共通の元凶にむけることの困難さが、苦痛をより厳しいものにしているにすぎない。現代世界は、必死に出口をもとめながら、自由に浮遊することの不安とフラストレーションに満ち溢れた容器である。人生は、深刻な心配や不吉な予感に満ち溢れていながら、そうした不安や予感は驚くほど凡庸であり、輪郭がぼんやりして、根っこが隠れていて見えてこない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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