食と商社

著者 :
  • 日本経済評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784818818743

作品紹介・あらすじ

グローバル化や経済構造の変化は、商社の「食」への関わりをますます強めている。食品の開発輸入、飼料、原料、青果物、外食産業…。そこでの商社の役割は何か。

感想・レビュー・書評

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  • 食ビジネスに関与する商社。原料高で商社絶好調!という話はよく聞くものの、食ビジネスに関しては、サプライチェーン全体が利益を得るよう経営しないと上手くいかない。なぜなら商社が仕入れる原料を川中、川下分野の関係会社が製造、加工し、問屋がそこらじゅうに卸売り、小売が消費者に売らなければならんから。また、問屋の存在感が大きいことにも注目できる。三菱商事グループの菱食の流通システムなどは好例。商社の利益率は一桁台とかなり低いのですが、食料部門は輪をかけて低い。その低さには食ビジネスの性質が関係しているのかも。

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著者プロフィール

1926年 石川県生まれ
1947年 東京大学法学部卒業
      人事院、公正取引委員会、経済企画庁、ジェトロ、住友商事、京都学園大学を経て
1989~1999年 流通経済大学教授
1992年 博士(商学、大阪市立大学)

「2010年 『企業間関係の構造 企業集団・系列・商社』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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