- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820742364
感想・レビュー・書評
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平成の飲食店運営・経営の教科書と呼べる一冊。
日本で一番多くの飲食関連本を出版している宇井義行氏のバイブルと呼べる一冊です
日本を代表する飲食コンサルタントの宇井義行氏の指導メソッドが体系化された一冊です。
多くのメディアに取材される、行列ができるお店になる、など「成功」したお店を創るのは、意図せず外的な要因で実現できることもありますが、永く繁盛し続けられる「成立」したお店を創る為には、仕組み化が必要です。多くの飲食店開業マニュアル的な書籍を読んできましたが、本著ほど、その「成功」と「成立」両軸から運営・経営に関して整理されている書籍はないと感じました。
新規開業・出店編、飲食店運営の基本編、販売促進・売上改善編、メニュー開発編、人事・労務管理編、計数・会計実務の知識編、など、具体的かつ実践的な内容で、常に店舗においておきたい一冊です。
個人的に興味深かったのは、3000店舗以上の飲食店の指導をしてきた著者が、最終的に繁盛店への秘訣は、技術や理論といった方法論ではなく「飲食業に対する愛」であると述べている点でした。
言い換えると、繁盛店作りとは、店主の想いを料理を通じてお客様に伝えることだと考えられるのかもしれません。
飲食業界に関わる人はもちろん、異業種の方にも読んで頂きたい一冊です詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
飲食店の開業、運営にまつわる教科書と言っても良いような書籍。
個人的には施工業者の選び方やお金にまつわる話題で、多くの知見を得ることができた。
特筆すべき点は「飲食店を開業する上で最初にしないといけないことが、事業理念の決定である」と筆者が序盤で述べていることで、この点が本書が良書であることを示している。「ビジョナリーカンパニー」をはじめ、経営学の名著で主張されていることである。
成功のためのテクニックは殆ど書かれてなく、開業の手順が書かれただけの多くハウツー本を凌駕する充実の内容。
飲食で起業を志す人のための必読書である。 -
飲食業界未経験の人が読めば、役に立つ一冊かも… 業界常識と基準
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自分の店を持ちたい!っという気持ちの方は一杯いると思いますが、、、この本はとっても当たり前の事を書いているだけなのですが、忘れがちなことや大切な事を思い出させてくれる本だと思います。宇井さんという方は、その他にも多数、飲食店経営の本を出版されていますが、これがベストだと思います。完成番っという感じです。