白洲次郎のダンディズム: なぜ男らしくありえたのか (ぶんか社文庫 は 4-1)

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  • ぶんか社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784821151677

感想・レビュー・書評

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  • 私が今まで読んだ「白洲次郎本」の中で、唯一評価の低い本。
    白洲次郎の人柄や、本書で言うところの「ダンディズム」等、語られている白洲次郎本人についての内容は悪くないですし、テーマに罪はないのです。

    何が私にとって引っかかったかと言うと、書き手(馬場啓一)の言葉の選び方や筆致でした。
    なんだか一々言葉が気になって、内容に集中できない不快感。
    白洲次郎ファンとしては、そういう意味で「丁寧な評伝の書き方をして欲しかったなあ」と感じました。

    私の感性に合わない、というだけで、特に引っかかりは感じないという人も多々おられることと思います。

    念の為再度言いますが、内容そのものは白洲次郎の人柄の一面を知ることができて良かったです。

  • 白洲次郎について知りたくて読書。

    本書ではあまり扱われていないが、軽井沢ゴルフ倶楽部のエピソードが面白い。

    章末ごとに白洲次郎のお言葉が紹介されている点がユニーク。

    自分の信じる信念、原理原則を曲げない。戦前に教育を受けた日本にはこんな人が少なからずいたのかなと李登輝さんとか見て想像する。

    健全な自尊心と大きなビジョンを持ち、自分が信じた信念を突き進む。戦後の日本が否定されて喪失した日本らしさのひとつかもしれない。

    筋目を通す、道を大切にする。自分が信じる原理原則に従って行動する。もしかすると多くの日本人が理想とする日本人像、そんな点が白洲次郎に魅了される人を生み出しているのかもしれない。

    読書時間:約1時間20分

  • 著者が白州を持ち上げすぎですね、こりゃ。白州といったらマッカーサーにメンチきったとかそんぐらいしか知らないのにいきなりこうやってワッショイしてるのを見るとなんだかなぁと冷ややかな気持ちを持ってしまうのはこりゃしゃあない。
    まぁ読んでてもなんか時代錯誤かなぁとか思っちゃうんですよね。けど白州の考えとかには凄い共感できるものがあって、おれもああゆう時代を読みいろいろいい仕事して百姓もやって楽しい引退生活を送って、なんてことやってみたい。

  • 白洲次郎は前々から気になっていたけれども、もっと知りたい。と思った”!

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。CMディレクターを経て文筆の道へ。ミステリ、ジャズ、映画、酒、ファッションと幅広いジャンルのエッセイを手がけるほか、小説も執筆。流通経済大学教授として「現代文章論」を長年教えた経験をもとにした『名文を読みかえすー夏目漱石からプロジェクトXまで』(いそっぷ社)の他に、『白洲次郎の生き方』(講談社文庫)『定年ダンディーの作り方』(鹿砦社)などの著書がある。

「2021年 『池波正太郎が通った〔店〕増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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