- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822223823
感想・レビュー・書評
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なぜ勉強しなくちゃいけないのか?誰もが必ず1度は思うことだと思います。大人になった時、子どもに聞かれることもあるでしょう。そんな時、どうやって答えればいいか、答えは1つではないが、自分の中でもっていることが大切である。
子どもも大人も理解できる本になっています。(教育学部 数学専修)
あなたもタイトルのように「どうして私って勉強しているんだろ?」って考えたことありませんか。それについて脳科学の茂木健一郎さんや瀬戸内寂聴さん、養老孟司さんなど識者8人が私たちに納得できるありがたい御言葉をくださっています。中でも私は「好きなことを本気でやれば勉強が必要になる」という言葉が心に響きました。 (教育学部 国語専修)
子どもに「なぜ勉強しなくちゃいけないの」ときかれたときあなたはどう答えますか。いつかきかれるときのために、自分なりの答えを用意しておきたいですよね。その参考図書としてぴったりの一冊です。様々な答えがのっています。 (教育学部 国語専修)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
それぞれに書いているが子供編が面白いかどうかは人によりばらつきが大きい。うちのだとこれじゃ無理かなあ。
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新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:379.9//O81
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勉強すると自分にとってなんのうまみがあるのか。今やれば自分に返ってくるものが明確ではない場合に、面倒だと思ってしまうことは大人の方が良くあることのような気がしてきました。研究のフロントラインに立っている人で、自分のために勉強している人はいないような気がします。未来永劫、世界のみんなと分かち合う知恵のために、ずっと勉強しているのだと思います。
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あとがきに、「本書を読んで、勉強や教育の目的に対する思い込みや勘違いを思い知らされた大人の読者は多かったのではないか」とあるが、そうかもしれない。自分も、思い知らされた部分はある。
頭ではわかっていても、子どもに対してはなかなかうまく表現できないので、そういう意味では今後の子どもとの会話で役に立ちそう。 -
もっと8人8様の意見が読めるのかと思いきや、案外というか当然というか、結論はみな同じことを言っているように思う。生きるための術を手に入れる、その「手に入れる」ということのために、本来、人は勉強という行為を選ぶしかない。少なくとも何人かの著者が触れている人類の始祖においての「勉強」の意味はそれに尽きる。それにおそらく子供も、勉強とか練習とかが必要なことは実はわかりきっているのだと思う。ところが現在「手に入れる」といえば、まず「金で買う」ということから思いつくものだ。金で瞬時に手に入れる。だから、表題のような疑問が発せられる本当の意味は、本質的な理由のことではなく、なぜ「苦労して」、なぜ「めんどうくさい」「まわりくどいこと」をしなくちゃいけないの?という隠されたワードにこそ潜んでいるのだと思う。
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前半が子ども編。後半が大人編。
子ども編はルビが振ってあり、子ども向けに書かれています。たまに難しい表現とかありますが、頑張って読めということでしょう。
大人編は子ども編の内容を膨らませた感じ。いや逆かな、大人編の要約が子ども編になっているのかも。大人編に内田先生の稿がなかったのが残念。
8人の識者の「勉強」に対する考えがわかって面白かったです。対比することで着目点の違いや、彼ら自身のタイプも少しわかったような気がしました。でも一番興味深かったのは、彼らの体験話ですね。瀬戸内寂聴さんのお母さんの話とか、荒俣宏さんのギフチョウの話とか、体験にもとづいた話題は頭の中に入りやすいですね。改めて実感しました。
さらりと読める本です。子どもが「どうして勉強しなくちゃいけないの?」と言ってきたらこの本を一緒に読もうと思います。