- Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822241131
感想・レビュー・書評
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スターバックスの創業当時からの成り立ちはとても勉強になった。
元々、スターバックスは豆売専門店だったが、ハワードシュルツのエスプレッソやコーヒーへの情熱が現在に至るスターバックスの発展の原動力となった。
あとはハワードシュルツの上昇志向。シアトルから全国へ拡大していく過程の話は本書でも一番興味深かった箇所かもしれない。
後半は会社の規模が大きくなり、それにつれて登場する社員や幹部も増えてきたが、会社として軸がブレることなく、決めた方針に真っ直ぐ進むことの大変さ、そして重要さが伝わってきた。
本書全体の内容としてはコーヒーのスキルや知識ではなく、ハワードシュルツのスターバックスへの熱い情熱と経営手腕、経営観がメイン。
業種、職種問わず、有益なことが書かれている。
個人的に一番心に残ったのは以下フレーズ。
「何をやるにしても、危険を避けようとしたり、ありきたりの方法で妥協したり、これまでの方式に合わせようとしてはならない。期待されたことをやるだけでは、期待以上の成果を上げることは不可能なのである。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スターバックスの理念と発展を両立するための行動がよくわかる。
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購入
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分厚い本なので、読み始めるまでしばらく”積読”状態になっていたが、いざ読んでみるとストーリー仕立てになっていて読みやすい。また各章のはじめに教訓となることばや、著名人の名言が引用されておりビジネス書としても役に立つ。
これまで「スターバックスジャパン」関連の本しか読んでいなかったのが、やはりそれ以前の歴史を知り、経営の根本理念を知るためにも、この本は必須だと思う。 -
セブンカフェにも負けていない。
あの雰囲気好きだなあ。
いやあ、こういう経過をたどって、大きくなったんやね。 -
教訓というものは特になかったが、スターバックスの歴史が俯瞰して分かった。90年代に書かれたものなので、当然スターバックスジャパンの話は出てこないし、近年の動きはカバーされていない。
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良書。近年を含めてその後に幾冊も出版されている、スターバックスのメソッド・秘訣を記した本のいずれよりも、本質的。さすがである。
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儲けは後からついてくるのに、儲けることが目標になってしまっている企業がたくさんある中で、経営者、企業家として自らの哲学を継続し、よれなかった点が素晴らしい。
この後の退任後に会社は危機を迎えるが、再登板で見事に復活させたのを見ても、嘘がないのではないかと思える。
企業の成長過程で自分も変化出来るところも立派。 -
自分の貧困の家系での何くそという反骨精神により、大学までの日々。イタリア旅行でエスプレッソコーヒーとの出会い。小さなスターバックスコーヒーから、現在の大会社スターバックスコーヒーへの道のりまでの記録。熱い情熱を感じました。今までオシャレだな程度にしか思わなかったスターバックスコーヒー、この本を読み終えてからだとまた違って見えました。